日本の女性における平均閉経年齢に最も近いのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
日本の女性の平均閉経年齢は一般的に50歳から51歳頃とされており、選択肢の中で「50歳」が最も適切です。閉経は女性の生殖機能が終了する自然な過程であり、その時期には個人差がありますが、平均値としてこの年齢が広く認識されています。
選択肢ごとの解説
- 1. 一般的に30歳は閉経年齢としては非常に若く、早期閉経(40歳未満の閉経)に該当するため、平均的な閉経年齢ではありません。正しくは:平均閉経年齢はもっと高いです。選びやすい理由:個人差があるため、ごく稀にこの年齢で閉経する人もいることから、選択肢として考えてしまう可能性があります。混同注意:若年性卵巣機能不全など、特定の病態と混同する可能性があります。
- 2. 40歳は早期閉経の範疇であり、日本の女性の平均閉経年齢としては若すぎます。平均閉経年齢より10年ほど早いです。正しくは:この年齢は平均閉経年齢ではなく、早期閉経(早発閉経)の定義に含まれます。選びやすい理由:40代で更年期症状が出始める人もいるため、閉経もこの頃かと誤解することがあります。混同注意:更年期の始まりと閉経の時期を混同する可能性があります。
- 3. 正解。日本の女性の平均閉経年齢は、厚生労働省の調査や学術データに基づくと50歳から51歳頃とされています。したがって、この選択肢が最も近いです。
- 4. 60歳は平均閉経年齢よりもかなり遅く、ほとんどの女性はすでに閉経を迎えている年齢です。この年齢で初めて閉経を迎えるのは稀です。正しくは:日本の平均閉経年齢は60歳よりも早いです。選びやすい理由:女性の平均寿命の延長や、女性が活躍する年齢層が広がっているイメージから、閉経年齢も遅くなっていると誤解することがあります。混同注意:平均寿命や、閉経後の健康寿命と混同する可能性があります。
国試ポイント
日本人女性のライフステージにおける生殖に関する基本的な知識、特に平均閉経年齢を正確に把握しているかが問われます。女性の健康を支援する看護師にとって不可欠な知識です。
混同注意
早期閉経(40歳未満)や若年閉経(40代前半)といった病的な状態や、更年期症状が始まる年齢と平均閉経年齢を混同しやすいです。また、個人差が大きいことから平均値の認識が曖昧になることもあります。
次に同じ論点が出たら
平均閉経年齢を覚えているかだけでなく、早期閉経や若年閉経の具体的な定義(何歳未満か)も把握しているか。さらに、更年期が始まる年齢や、更年期症状の具体的な内容も理解しているか。ホルモン補充療法(HRT)の適応や禁忌についても知識があるか。
関連知識
閉経の定義(12ヶ月以上の月経停止)、閉経前後の身体的・精神的変化(更年期症状)、更年期障害の治療法(ホルモン補充療法など)、閉経後にリスクが高まる疾患(骨粗しょう症、脂質異常症など)について理解しておくことが重要です。