学童期の脈拍数の基準値はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
学童期(おおよそ6歳から12歳頃)の正常な脈拍数は、成人よりは速いが乳幼児期よりは遅いという発達段階に沿った特徴があります。80〜100拍/分は、この年齢層の健康な子どもの一般的な脈拍数として広く認識されています。
選択肢ごとの解説
- 1. この範囲は、成人の中でも比較的徐脈の傾向があるか、高齢者の基準値に近いか、または安静時の運動選手の脈拍数に相当します。学童期の子どもとしては低すぎます。正しくは:学童期の子どもは、成人よりも脈拍数が高いのが一般的です。選びやすい理由:成人の安静時脈拍に近いので、なんとなく正常範囲として選んでしまう可能性があります。混同注意:成人の安静時脈拍数や、徐脈と混同する可能性があります。
- 2. 正解。学童期の子どもの脈拍数は、一般的に80〜100拍/分程度が正常範囲とされています。これは成人よりやや高く、乳幼児期よりは低いという、発達段階に応じた特徴を示します。
- 3. この範囲は、主に乳児後期から幼児期の子どもの脈拍数に近いです。学童期の子どもにとってはやや高い値であり、発熱や運動後などの一時的な頻脈か、何らかの異常を示唆する可能性があります。正しくは:学童期は乳幼児期よりも脈拍数が落ち着きます。選びやすい理由:子どもは脈拍が速いというイメージから、高めの値を選んでしまう可能性があります。混同注意:乳児期や幼児期の脈拍数と混同する可能性があります。
- 4. この範囲は、新生児から乳児早期にかけての脈拍数に相当します。学童期の子どもにとっては明らかに頻脈であり、異常な状態を示唆する非常に高い値です。正しくは:学童期は新生児期や乳児早期と比較して脈拍数は著しく低下します。選びやすい理由:子どもは脈拍が速いという漠然とした知識から、最も速い値を選んでしまう可能性があります。混同注意:新生児期や乳児早期の脈拍数と混同する可能性があります。
国試ポイント
国家試験では、発達段階ごとのバイタルサインの基準値を問われることが頻繁にあります。特に、脈拍数、呼吸数、血圧、体温などの基本的な生理的指標が、年齢によってどのように変化するかを正確に理解しているかが重要です。それぞれの年齢層(新生児、乳児、幼児、学童、思春期、成人、高齢者など)の基準値を把握し、異常な値を見極める能力が求められます。
混同注意
新生児・乳児期(特に乳児早期)の脈拍数(120〜160拍/分)や、幼児期の脈拍数(90〜120拍/分)、成人期の脈拍数(60〜100拍/分)など、他の発達段階の正常値と混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出題される場合、「学童期の脈拍が異常値を示した場合、他にどのような情報収集が必要か?」や、「〇歳の子どもの正常な呼吸数・血圧はどれか?」、「発熱時の小児のバイタルサインの変化について正しい記述はどれか?」、「特定の疾患を持つ学童期の児童のバイタルサインについて、注意すべき点は何か?」のように、単なる基準値の暗記だけでなく、その応用や異常時の対応、他のバイタルサインとの関連性を問う問題が出題される可能性があります。
関連知識
各発達段階における呼吸数、血圧、体温の基準値の知識が関連します。また、バイタルサインに影響を与える要因(発熱、運動、痛み、不安、薬剤など)や、バイタルサインのアセスメントと異常値への対応、小児の発達段階ごとの身体的・精神的特徴なども関連知識として重要です。