退院後生活環境相談員について正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
退院後生活環境相談員は、精神科病院に入院している患者が退院後に安心して地域生活へ移行できるよう、住居の確保、医療・福祉サービスの利用調整、就労支援など、生活環境全般にわたる相談と支援を行います。特に住居の確保は、退院後の生活基盤として極めて重要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 退院後生活環境相談員は、精神科病院に任意入院している患者のうち、退院後の生活環境に不安を抱える者に対して選任されます。措置入院患者が対象ではありません。正しくは:任意入院の患者に対して指名される。選びやすい理由:精神科病院に入院している患者全般に関わる職種と誤解しやすい。混同注意:措置入院と任意入院の対象者の違いを混同しやすい。
- 2. 入院期間の長短に関わらず、退院後の生活環境に不安を抱える患者が支援対象です。特定の入院期間が要件となるわけではありません。正しくは:入院期間に関わらず、退院後の生活環境に不安を抱える患者が支援対象となる。選びやすい理由:長期入院患者に特に必要とされるイメージから、期間要件があると勘違いしやすい。混同注意:特定の制度やサービスの利用条件と混同しやすい。
- 3. 正解。退院後生活環境相談員の主な役割の一つは、患者が退院後に安定した生活を送れるよう、住居の確保や地域での生活資源の利用調整を行うことです。選びやすい理由:多岐にわたる支援内容の中から、住居確保が特に重要な役割であることを理解していないと選択を迷う可能性がある。混同注意:単なる相談役と誤解し、具体的な調整業務まで含まれることを知らない可能性がある。
- 4. 退院後生活環境相談員は、精神保健福祉士や社会福祉士がその役割を担うことが多いですが、これらの資格者に限定されているわけではありません。精神科病院の看護師なども担当できる場合があります。正しくは:精神保健福祉士や社会福祉士の他に、看護師なども担当できる。選びやすい理由:専門職の名称が挙げられているため、限定されていると誤解しやすい。混同注意:精神科リハビリテーションに関わる職種全般と、退院後生活環境相談員の資格要件を混同しやすい。
国試ポイント
退院後生活環境相談員の役割と対象患者、および他の関連職種との連携について問われることが多い。特に、その具体的な業務内容を理解しておくことが重要である。
混同注意
精神保健福祉士や地域連携室の役割と混同しやすく、それぞれの専門性や業務範囲を明確に区別して理解する必要がある。
次に同じ論点が出たら
退院後生活環境相談員が関わる具体的なケーススタディを提示し、どのような支援計画を立案すべきかを問う問題。
関連知識
精神保健福祉法、地域移行支援、地域定着支援、精神科医療における多職種連携、ノーマライゼーションの理念。