病院の看護部の組織図を示す。①の役割について正しいのはどれか。

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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
組織図における「①」は、ライン部門に対するスタッフ部門の位置づけを示すことが一般的です。スタッフ部門は、特定の専門知識や技術を持ち、ライン部門(業務遂行部門)に対して、その専門性を活かした助言、情報提供、企画立案、分析などを行います。指揮命令権は持たず、あくまでライン部門を支援する役割を担います。
選択肢ごとの解説
- 1. ①はライン組織に対するスタッフ部門の役割を示唆しており、スタッフ部門はライン部門に対して指揮命令権を持たない。命令権を持つのはライン部門である。正しくは:他の部署へ助言や提案を行う。選びやすい理由:組織によっては権限が不明確な場合があるが、一般的なスタッフ部門の役割ではない。混同注意:ラインとスタッフの権限範囲の混同。
- 2. 組織全体の意思決定は、最高管理者や経営層、またはライン部門の管理職によって行われる。スタッフ部門は意思決定に必要な情報を提供したり、代替案を提示したりする役割を持つが、最終決定は行わない。正しくは:意思決定に必要な情報を提供し、助言する。選びやすい理由:意思決定のプロセスに関与するため、決定権を持つと誤解されることがある。混同注意:意思決定への関与と意思決定権の区別が曖昧になっている可能性。
- 3. 各機能間の調整責任は、主にライン部門の管理職や、組織全体の協調を促進する役割を持つ部門(例: 事務部門の一部、企画部門など)が負う。スタッフ部門は専門的な視点から調整に関する助言を行うことはあるが、直接的な調整責任者ではない。正しくは:専門的見地から各機能間の調整を支援する。選びやすい理由:専門部署として部門間の連携に関わるため、調整責任を持つと捉えがちである。混同注意:調整への関与と調整責任の混同。
- 4. 正解。組織図における「①」は、一般的にライン組織に付随するスタッフ部門(専門的支援部門)を表す場合が多い。スタッフ部門の主な役割は、その専門性を活かして、ライン部門に対して情報提供、分析、企画立案、助言を行うことである。正しくは:(正しい記述のため修正不要)選びやすい理由:(正しい選択肢のため該当なし)混同注意:(正しい選択肢のため該当なし)
国試ポイント
組織論におけるライン組織とスタッフ組織の役割と機能の違いを正確に理解しているかが問われています。特に、スタッフ部門の役割は「助言・支援」であり、「命令・決定」ではない点を把握しておくことが重要です。
混同注意
ライン部門(指揮命令権を持つ)とスタッフ部門(助言・支援を行う)の役割を混同しやすいです。また、調整機能を持つ部門や意思決定に関わる部門との違いも理解しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
今後、他の組織形態における各部門の役割や、組織再編時の注意点などについても理解を深めることが望ましいです。
関連知識
組織の原則(権限と責任の原則、命令統一性の原則)、フラット型組織とピラミッド型組織、事業部制組織、機能別組織、マトリックス組織。