看護師のメンタルヘルスに関する対応で一次予防はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
一次予防は、疾病の発生を未然に防ぐための健康増進活動です。入職時のストレスマネジメントに関する研修は、看護師が職場でストレスを抱える前に、その対処法を身につけることで精神的な不調を予防することを目的としているため、一次予防に該当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。一次予防は、健康な状態を維持し、病気の発生を未然に防ぐ活動です。ストレスマネジメント研修は、ストレスが原因で精神的な不調をきたす前に、対処法を学び予防することを目的としているため、一次予防に該当します。選びやすい理由:ストレスマネジメントという言葉から、既にストレスが生じている状況を想像するかもしれませんが、この研修はストレスの発生前に予防的に行われるものです。混同注意:二次予防や三次予防の活動と混同しがちです。
- 2. 精神的な不調が既に生じている看護師への対応は、早期発見・早期対応を目的とする二次予防に該当します。カウンセリングは既に問題が発生している状態への介入です。正しくは:精神的な不調が発生する前の予防的な介入を指します。選びやすい理由:心理的支援として有効な手段ですが、予防の段階が異なります。混同注意:「相談」という言葉から予防的な活動と捉えがちですが、この場合は問題発生後の対応です。
- 3. 精神的な不調により休職している看護師への復職支援は、病状の悪化防止や再発予防、社会復帰を目的とする三次予防に該当します。これは既に病状が進行した後の回復期における支援です。正しくは:精神的な不調が発生する前の予防的な介入を指します。選びやすい理由:再発予防という側面から予防的と捉えるかもしれませんが、疾病発生後の活動です。混同注意:予防とリハビリテーションの違いを混同しやすいです。
- 4. 精神的な負担がかかっている可能性のある看護師への面談は、精神的な不調を早期に発見し、悪化を防ぐことを目的とした二次予防に該当します。問題の兆候が現れている段階への介入です。正しくは:精神的な不調が発生する前の予防的な介入を指します。選びやすい理由:「可能性のある」という表現から一次予防と誤解しやすいですが、これは既にリスクが高まっている状態への早期介入です。混同注意:一次予防と二次予防の境界が曖昧に感じられるかもしれません。
国試ポイント
予防の三段階(一次予防、二次予防、三次予防)の概念を正確に理解し、それぞれの活動がどの段階に位置づけられるかを識別する能力が問われています。特に一次予防は、健康増進や疾病予防を目的とした介入であり、発症前の段階で行われる点が重要です。
混同注意
二次予防(早期発見・早期治療)と一次予防(発症前予防)の区別が曖昧になりがちです。特に「早期」や「可能性のある」といった表現に惑わされないよう、活動の目的とタイミングを明確に捉える必要があります。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の問題が出題された際には、提示された活動が「問題発生前」「問題発生後早期」「問題が顕在化した後」のどのタイミングで行われているかに注目し、それぞれの活動の目的を明確に理解することが重要です。
関連知識
一次予防:健康教育、予防接種、生活習慣の改善指導。二次予防:健康診断、がん検診、保健指導、メンタルヘルス相談。三次予防:リハビリテーション、社会復帰支援、再発予防。