後期高齢者医療制度が定められているのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者(または65歳以上の一定の障害がある者)を対象とした医療保険制度であり、「高齢者の医療の確保に関する法律」によってその根拠と内容が詳細に定められています。この法律は、国民全体の医療費の適正化を目指しつつ、高齢者が安心して医療を受けられるようにすることを目的としています。
選択肢ごとの解説
- 1. 介護保険法は、要介護・要支援認定を受けた高齢者に対し、介護サービスを提供するための制度を定めています。後期高齢者医療制度とは管轄が異なります。正しくは:後期高齢者医療制度の根拠法ではありません。選びやすい理由:高齢者の医療や福祉に関する法であるため、混同しやすいかもしれません。混同注意:介護保険制度と後期高齢者医療制度は、どちらも高齢者の生活を支える制度ですが、対象となるサービスと財源、根拠法が異なります。
- 2. 老人福祉法は、高齢者の福祉に関する基本理念やサービス提供体制を定めていますが、後期高齢者医療制度のような医療保険制度そのものを規定しているわけではありません。老人福祉センターや養護老人ホームなどの施設に関する規定が中心です。正しくは:後期高齢者医療制度の直接の根拠法ではありません。選びやすい理由:高齢者の「老人」という言葉から、関連性が高いと誤解される可能性があります。混同注意:老人福祉法は「福祉」に関する基本法であり、後期高齢者医療制度は「医療保険」に関する法です。役割が異なります。
- 3. 正解。「高齢者の医療の確保に関する法律」は、国民の健康の保持を図るため、医療費適正化の推進や、後期高齢者医療制度の確立など、高齢者の医療に関する必要な事項を定めることを目的としています。後期高齢者医療制度はこの法律に基づいて運用されています。正しくは:この法律が後期高齢者医療制度を定めています。選びやすい理由:法律名が直接的であるため、比較的判別しやすいですが、他の法律との区別が重要です。混同注意:高齢者に関する複数の法律があるため、正確な名称と内容を一致させることが大切です。
- 4. この法律(医療介護総合確保推進法)は、医療・介護の地域連携を強化し、持続可能な社会保障制度を構築するための多岐にわたる法改正を行うものであり、後期高齢者医療制度そのものを新たに定めた法律ではありません。既存の制度を改善・調整するためのものです。正しくは:後期高齢者医療制度の基本を定める法律ではありません。選びやすい理由:医療と介護の総合的な確保という名目から、広範囲にわたる高齢者医療制度に関連すると考えがちです。混同注意:既存の制度を改正・整備する法律と、特定の制度を創設・規定する法律との違いを理解することが重要です。
国試ポイント
日本の医療・介護・福祉制度に関する基本的な法律の名称と、それぞれの法律が規定する主要な制度内容を正確に理解しているかが問われます。特に、高齢者関連の法律は多岐にわたるため、混同せずに区別する知識が必要です。
混同注意
介護保険法や老人福祉法、医療介護総合確保推進法など、高齢者に関わる複数の法律が選択肢に並んでおり、それぞれの役割と目的を正確に把握していないと誤答につながりやすいです。
次に同じ論点が出たら
今後、高齢者医療制度の改正や地域包括ケアシステムの進展に伴い、関連法の知識がさらに重要になります。最新の法改正情報にも注意を払う必要があります。
関連知識
国民皆保険制度、医療保険の種類(国民健康保険、被用者保険)、介護保険制度、後期高齢者医療広域連合の役割、医療費適正化計画など。