感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉において、重症急性呼吸器症候群〈SARS〉の分類はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
重症急性呼吸器症候群(SARS)は、感染力、重篤度が高く、国民の生命および健康に重大な影響を与えるおそれがあるため、感染症法において二類感染症に分類されています。二類感染症は、入院勧告や就業制限などの措置が可能であり、SARSの拡散防止に資します。
選択肢ごとの解説
- 1. 一類感染症は、エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱など、特に危険性が高く、世界的にみても稀な感染症が指定されています。SARSはこれには該当しません。正しくは:SARSは二類感染症に分類されます。選びやすい理由:SARSが重篤な疾患であるため、最も重い分類である一類感染症と誤解しやすいです。混同注意:エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱などの一類感染症。
- 2. 正解。SARSは感染症法において二類感染症に分類されています。これは、感染力が強く、発症した場合の重篤度が高いことから、適切な公衆衛生上の措置が必要とされるためです。選びやすい理由:正答肢であるため、知識があれば正しく選択できます。
- 3. 三類感染症は、コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症など、飲食物を介して感染することが多い感染症が指定されており、SARSとは病態が異なります。正しくは:SARSは二類感染症に分類されます。選びやすい理由:二類感染症と三類感染症は重症度が近しいように感じられるため、混同することがあります。混同注意:コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症など。
- 4. 四類感染症は、デング熱、日本脳炎、狂犬病など、動物や蚊などを介して感染する感染症が中心であり、SARSの感染経路とは異なります。正しくは:SARSは二類感染症に分類されます。選びやすい理由:感染症全般の知識があいまいな場合、具体的な分類を特定できずに選択してしまう可能性があります。混同注意:デング熱、日本脳炎、狂犬病など。
国試ポイント
感染症法における感染症の分類(一類から五類、新型インフルエンザ等感染症、指定感染症など)と、それぞれの代表的な疾患および講じられる措置を覚えることが重要です。
混同注意
一類感染症と二類感染症の区別。一類はさらに危険性が高い感染症(例:エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱)であり、措置もより厳格です。
次に同じ論点が出たら
次に同様の問題が出た場合は、まず問題となっている感染症が感染症法のどの分類に属するかを正確に記憶しているかを確認し、その分類の定義と代表疾患を照合して判断します。
関連知識
感染症法の分類に基づいた各感染症の届け出義務、隔離、消毒、就業制限などの措置、および検疫法との関連性も合わせて理解することが望ましいです。