生体検査はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
生体検査とは、生体そのものに直接機器を装着したり、生体内で薬剤を作用させたりして、その反応や機能を測定する検査のことです。脳波検査は、頭部に電極を装着し、脳の電気的活動を直接記録することで、その機能的な状態を評価するため、生体検査に該当します。他の選択肢は、生体から採取された検体(喀痰、便、血液)を用いて体外で行われる検体検査(in vitro検査)です。
選択肢ごとの解説
- 1. 喀痰検査は、体外に排出された検体(喀痰)を分析する体外検査(検体検査)であり、生体機能の直接的な評価ではありません。正しくは:生体機能の直接評価ではなく、検体を用いた検査である。選びやすい理由:生体から採取されたものなので、一見生体検査と誤解しやすい。混同注意:生体検査(in vivo)と体外診断用医薬品(in vitro)を使用する検体検査との混同。
- 2. 正解。脳波検査は、生体の活動(脳の電気的活動)を直接測定することで、その機能的状態を評価する生体検査(in vivo検査)です。
- 3. 便潜血検査は、排泄された便という検体に含まれる血液の有無を調べる体外検査(検体検査)であり、生体機能の直接的な評価ではありません。正しくは:生体機能の直接評価ではなく、検体を用いた検査である。選びやすい理由:体内の異常(出血)を調べる検査なので、生体検査と誤解しやすい。混同注意:生体検査(in vivo)と体外診断用医薬品(in vitro)を使用する検体検査との混同。
- 4. 血液培養検査は、採取した血液という検体を培養し、細菌の有無や種類を調べる体外検査(検体検査)であり、生体機能の直接的な評価ではありません。正しくは:生体機能の直接評価ではなく、検体を用いた検査である。選びやすい理由:血液は生体の一部であり、感染症の診断に関わるため、生体検査と誤解しやすい。混同注意:生体検査(in vivo)と体外診断用医薬品(in vitro)を使用する検体検査との混同。
国試ポイント
生体検査(in vivo検査)と検体検査(in vitro検査)の明確な区別を問う基本的な知識問題。それぞれの検査が「生体そのものに直接行うか」それとも「採取した検体を体外で調べるか」という視点で理解しているかが重要。
混同注意
生体検査と検体検査の概念が混同しやすい。特に、生体から採取された検体(血液、尿、便など)を用いる検査をすべて「生体検査」と誤解しやすい。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合、与えられた検査が生体の機能そのものを直接測っているか(例:電気活動、形態、薬剤への反応)、それとも生体から取り出した材料(検体)を外で分析しているか、という点で判断する。
関連知識
・生体検査の例:心電図、筋電図、超音波検査、X線検査、MRI、CT、内視鏡検査、呼吸機能検査、眼底検査など。 ・検体検査の例:血液検査(血算、生化学、凝固など)、尿検査、便検査、喀痰検査、病理組織検査、細菌培養検査など。 ・in vivo(生体内)と in vitro(試験管内・生体外)の区別。