検査に用いる器具(別冊No. 1 ①〜④)を別に示す。Weber〈ウェーバー〉試験に用いるのはどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
ウェーバー試験は、伝音性難聴と感音性難聴を鑑別するために行われる聴力検査の一つです。この検査では、振動させた音叉の基部を被験者の頭頂部や額の中央に置き、音が左右どちらの耳で強く聞こえるか、または左右差がないかを尋ねます。音叉は骨導を介して音を伝え、左右の骨導聴力を比較するために用いられます。したがって、画像①の音叉がウェーバー試験に用いる器具として正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。ウェーバー試験は、音源を頭頂部に置き、左右どちらの耳で音が強く聞こえるかを評価する聴力検査です。この検査には、骨導を介して音を伝えるための音叉が用いられます。画像①は音叉であり、ウェーバー試験の実施に不可欠な器具です。正しくは:正しい選択肢です。①は音叉であり、ウェーバー試験に用いられます。選びやすい理由:他の選択肢も聴覚に関連する器具に見えるかもしれませんが、ウェーバー試験に特化して考えれば音叉が適切です。混同注意:他の器具と音叉の用途を混同しないように注意が必要です。
- 2. 画像②は耳鏡と推測され、外耳道や鼓膜の観察に用いられる器具です。ウェーバー試験のような聴力検査には直接使用されません。正しくは:②は耳鏡であり、ウェーバー試験には使用しません。選びやすい理由:耳に関連する器具であるため、誤って選択してしまう可能性があります。混同注意:耳の診察と聴力検査で用いる器具の違いを理解しておく必要があります。
- 3. 画像③はメスやピンセットのような外科手術用具、または異物除去などに用いられる器具と推測されます。ウェーバー試験とは関連がありません。正しくは:③は外科手術用具であり、ウェーバー試験には使用しません。選びやすい理由:医療器具全般という広い視点では関連があるように見えるかもしれませんが、具体的な用途が異なります。混同注意:検査器具と治療器具、あるいは特定の検査法に特化した器具の違いを明確に理解する必要があります。
- 4. 画像④は注射器やシリンジと推測され、薬液の注入や吸引などに用いられる器具です。ウェーバー試験とは無関係です。正しくは:④は注射器であり、ウェーバー試験には使用しません。選びやすい理由:一般的な医療現場で見られる器具であるため、無意識に選択してしまう可能性があります。混同注意:各医療器具の特定の用途を正確に把握しているかが問われます。
国試ポイント
ウェーバー試験、リンネ試験といった主要な聴力検査とその際に使用する器具(音叉)の関連性を理解しているかが問われる。各検査の目的と、それに適した器具の知識が重要。
混同注意
ウェーバー試験とリンネ試験の目的、およびそれぞれで音叉を用いる際の検査方法の違いを混同しやすい。また、音叉以外の耳に関連する器具(耳鏡など)との区別も重要。
次に同じ論点が出たら
ウェーバー試験やリンネ試験の結果から、どのような難聴が疑われるか、次のどのような検査が必要かを判断できるか。
関連知識
リンネ試験(Rinne test):音叉を用いたもう一つの聴力検査。気導聴力と骨導聴力を比較し、伝音性難聴の有無を評価する。スクリーニング検査、純音聴力検査。