肝臓の機能はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
肝臓は、食事から摂取した糖質(グルコース)をグリコーゲンとして合成し、体内に貯蔵する主要な器官です。必要に応じてこのグリコーゲンを分解し、グルコースとして血中に放出することで血糖値を一定に保つ役割を担っています。これは肝臓の代謝機能の重要な一部です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。肝臓は、過剰なグルコースをグリコーゲンとして貯蔵し、必要に応じて分解して血糖値を維持する役割を担っています。これは肝臓の重要な機能の一つです。選びやすい理由:「貯蔵」という言葉から、他の貯蔵機能と混同する可能性もあります。混同注意:胆汁の貯蔵と混同しやすいですが、胆汁は胆嚢に貯蔵されます。
- 2. 胆汁は肝臓で生成されますが、貯蔵されるのは胆嚢です。肝臓自体は胆汁を貯蔵しません。正しくは:胆汁は肝臓で生成されるが、貯蔵されるのは胆嚢である。選びやすい理由:肝臓が胆汁を生成するため、貯蔵もすると誤解しやすいです。混同注意:胆汁の生成と貯蔵の場所を混同しやすいです。
- 3. 体液量の調節は主に腎臓の機能です。肝臓はアルブミンなどのタンパク質を合成することで膠質浸透圧に影響を与えますが、直接的な体液量調節の主役ではありません。正しくは:体液量の調節は主に腎臓の機能である。選びやすい理由:アルブミン合成による膠質浸透圧への影響から、間接的に体液量に関わると捉え、直接的な調節機能と誤解する可能性があります。混同注意:腎臓の機能と混同しやすいです。
- 4. 体液のpH調節(酸塩基平衡)は、主に呼吸器系(肺)と腎臓が担当する機能です。肝臓はアンモニアを尿素に変換する役割などがありますが、直接的なpH調節の主要な器官ではありません。正しくは:体液のpH調節は主に呼吸器系(肺)と腎臓の機能である。選びやすい理由:肝臓が老廃物処理に関わるため、pH調節にも関与すると考える可能性があります。混同注意:呼吸器系や腎臓の機能と混同しやすいです。
- 5. ホルモンの分泌は主に内分泌腺の機能です。肝臓はいくつかの成長因子やホルモンに作用するタンパク質を生成しますが、内分泌腺のように直接ホルモンを分泌する主要な器官ではありません。例えば、インスリン様成長因子-1(IGF-1)を産生しますが、これは成長ホルモンの作用を仲介するものです。正しくは:ホルモンの分泌は主に内分泌腺の機能である。選びやすい理由:成長因子や血漿タンパク質など、ホルモンと関連する物質を産生することから、ホルモン分泌機能と誤解する可能性があります。混同注意:内分泌腺の機能と混同しやすいです。
国試ポイント
肝臓の多岐にわたる機能の中でも、特に糖代謝におけるグリコーゲンの貯蔵・放出は基礎的な知識として頻繁に問われます。他の臓器の機能との区別を明確に理解しておくことが重要です。
混同注意
胆汁の生成と貯蔵(胆嚢)、体液量の調節(腎臓)、体液pH調節(肺、腎臓)、ホルモンの分泌(内分泌腺)など、他の臓器の機能と混同しやすい選択肢が含まれています。
次に同じ論点が出たら
肝臓のその他の主要な代謝機能や解毒機能についても説明できますか?
関連知識
肝臓の機能には、糖代謝(グリコーゲン貯蔵・新生・分解)、脂質代謝、タンパク質代謝(血漿タンパク質合成、アンモニア解毒)、胆汁生成、解毒作用、ビタミン貯蔵などがあります。