心房と心室の間を電気的に結合し、心房側の興奮を心室側に伝えるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
His束は、房室結節からの電気刺激を受け取り、心室へ向けて刺激を伝達する主要な伝導路です。心房と心室の間を電気的に結合し、心房側の興奮を心室側に伝える役割を担っています。
選択肢ごとの解説
- 1. 心筋層は心臓の筋肉組織全体を指し、収縮機能の主体ですが、電気伝導路自体ではありません。正しくは:電気伝導の経路ではありません。選びやすい理由:心臓の主要な構成要素であるため、心臓の機能に深く関わると誤解しやすい。混同注意:電気刺激を発生・伝導する特殊な心筋細胞とは異なる、一般的な収縮心筋層と混同する。
- 2. 心内膜は心臓の内壁を覆う膜で、血液と直接接する部分です。電気伝導には直接関与しません。正しくは:電気伝導路ではありません。選びやすい理由:心臓の構造の一部として提示されると、特定の機能を持つと連想しがち。混同注意:心臓の各層(心外膜、心筋層、心内膜)の機能の違いが不明確だと、どれが電気伝導に関わるか判断しにくい。
- 3. 洞房結節は心臓のペースメーカーとして機能し、電気刺激の発生源ですが、心房と心室を直接結合し刺激を伝える部位ではありません。正しくは:洞房結節は刺激の発生源であり、心房と心室を電気的に結合する部位ではありません。選びやすい理由:心臓の電気伝導に関わる重要な部位であるため、正解と誤解しやすい。混同注意:刺激発生源である洞房結節と、刺激伝導路であるHis束の役割を混同する。
- 4. 正解。His束は、房室結節から伸びる電気伝導路の一部であり、心房からの電気刺激を心室へ伝達する主要な経路です。正しくは:選択肢の記述は正しい。選びやすい理由:プルキンエ線維など、他の伝導路と混同しやすい。混同注意:心臓の特殊心筋の電気伝導経路の全体像を把握していないと、個々の部位の役割を区別するのが難しい。
- 5. Purkinje線維はHis束から枝分かれした刺激伝導系の一部で、心室内の心筋に直接刺激を広げますが、心房と心室の間を結合する部分ではありません。正しくは:プルキンエ線維は心室内に刺激を伝える終末枝であり、心房と心室の間を結合する部分ではありません。選びやすい理由:心臓の電気伝導に関わる重要な部位であるため、正解と誤解しやすい。混同注意:His束とプルキンエ線維の役割分担、および刺激伝導の順序を混同する。
国試ポイント
心臓の特殊心筋における電気刺激の発生と伝導経路、特に各部位の名称と役割を正確に理解しているかが問われています。洞房結節、房室結節、His束、右脚・左脚、Purkinje線維の順序と機能が重要です。
混同注意
洞房結節は刺激発生源、His束は心房から心室への伝導路、Purkinje線維は心室内の広がりと、それぞれの役割を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
心臓の電気生理学において、刺激伝導系のどの部位がどのような機能を持つかを詳細に説明できるか。
関連知識
洞房結節はペースメーカー、房室結節は刺激の遅延、His束は心室への伝達、プルキンエ線維は心室筋への刺激伝播。これらの連続したシステムを理解することが重要です。