蝸牛管頂部近くのCorti〈コルチ〉器で感知されるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
蝸牛管の基底部は高周波音に反応し、頂部(蝸牛頂)は低周波音に反応するという、音の周波数と蝸牛内での感知部位の対応関係(場所説)に基づいています。これは有毛細胞の固有振動数と基底膜の硬さ・幅が蝸牛の部位によって異なるためです。
選択肢ごとの解説
- 1. 蝸牛管の基底部が高周波の音を主に感知します。頂部ではありません。正しくは:蝸牛管の基底部が高周波の音を主に感知します。選びやすい理由:高周波と低周波のどちらが頂部で感知されるか曖昧な場合、選択肢として魅力的です。混同注意:蝸牛の基底部と頂部の周波数対応が逆であると混同しやすいです。
- 2. 正解。蝸牛管の頂部付近に位置するコルチ器は、基底膜の幅が広く柔らかい特性から、主に低周波の音を感知します。これはヘルムホルツの場所説に基づいています。選びやすい理由:正しい選択肢であるため、医学的知識があれば選びやすいです。
- 3. 音の大きさ(音量)は、基底膜の振動の振幅の大きさと、それに伴う有毛細胞の興奮頻度や興奮する有毛細胞の数によって感知されます。蝸牛管の部位とは直接関連しません。正しくは:音量の大小は、基底膜の振動振幅の大きさと有毛細胞の興奮頻度・数によって感知されます。選びやすい理由:音の特性の一つであるため、誤って関連付けてしまう可能性があります。混同注意:音の周波数と音量の感知メカニズムが混同されやすいです。
- 4. 音の大きさ(音量)は、基底膜の振動の振幅の大きさと、それに伴う有毛細胞の興奮頻度や興奮する有毛細胞の数によって感知されます。蝸牛管の部位とは直接関連しません。正しくは:音量の大小は、基底膜の振動振幅の大きさと有毛細胞の興奮頻度・数によって感知されます。選びやすい理由:音の特性の一つであるため、誤って関連付けてしまう可能性があります。混同注意:音の周波数と音量の感知メカニズムが混同されやすいです。
国試ポイント
蝸牛の基底膜には音の周波数によって反応する部位が異なる「場所説」が存在することを理解し、基底部が高周波、頂部が低周波に対応することを覚える必要があります。
混同注意
高周波と低周波の対応部位が逆であると混同しやすいです。また、音量と周波数の違い、および音量感知のメカニズムとは異なることを理解する必要があります。
次に同じ論点が出たら
蝸牛の部位と音の周波数の対応関係を問われた場合、蝸牛基底部は高周波、蝸牛頂部は低周波と判断します。
関連知識
コルチ器は有毛細胞を含み、音の振動を電気信号に変換する聴覚の受容器です。基底膜の振動がコルチ器の有毛細胞を刺激することで音を感知します。蝸牛管の構造、特に基底膜の物理的特性(基底部は幅が狭く硬い、頂部は幅が広く柔らかい)が周波数応答の違いを生み出します。