Aさん(30歳、初妊婦)は、夫(32歳、会社員)と2人暮らし。身長は160 cm、非妊時体重60 kgである。妊娠8週の妊婦健康診査を受診し順調な経過と診断された。嘔吐はないが、時々嘔気があると訴え、対処法について質問があった。 Aさんへの説明で適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
Aさんは妊娠8週で、時々嘔気があると訴えています。つわりは空腹時に悪化しやすいため、少量ずつ回数を分けて食べ、空腹の状態を避けるように説明するのが適切です(公式正答1)。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。つわりは空腹時に悪化しやすいため、少量ずつ回数を分けて食べ、空腹の状態を避けることが嘔気の軽減につながります。
- 2. つわりの時期は、においや味の濃いものが嘔気を誘発しやすくなります。塩味を濃くすることは勧められません。正しくは:「塩分摂取は控えめにし、薄味を心がけましょう。」選びやすい理由:食事の満足感を高めるために味付けを濃くしたいという気持ちは理解できるかもしれませんが、健康上のリスクを考慮すると誤りです。混同注意:味覚と健康的な食事指導。
- 3. つわりの時期は、決まった時間に3食をしっかり摂ることにこだわると、空腹の時間が長くなったり、食べられずに負担になったりします。食べられるときに少量ずつ回数を分けて食べるよう説明します。正しくは:「食べられるときに少量ずつ食べて、空腹を避けましょう」選びやすい理由:現代社会での食事時間の不規則さを反映しているかもしれませんが、治療においては逆効果です。混同注意:ライフスタイルと治療効果のバランス。
- 4. 市販の調理済み食品は、一般的に塩分、糖分、脂質が多く含まれている傾向があり、糖尿病患者には不向きな場合が多いです。栄養成分表示を確認し、適切に選ぶ必要はありますが、積極的に利用することを推奨するのは適切ではありません。正しくは:「市販の調理済み食品を利用する際は、栄養成分表示をよく確認し、塩分や糖分、脂質が控えめなものを選ぶようにしましょう。」選びやすい理由:手軽に食事ができるという利便性から、利用を推奨したくなるかもしれませんが、内容によっては健康に悪影響を及ぼします。混同注意:利便性と栄養管理。
国試ポイント
妊娠初期のつわり(嘔気)への対処法を、妊婦に具体的に説明できるかが問われています。
混同注意
つわりの時期は、においの強いものや味の濃いものは嘔気を誘発しやすいため、塩味を濃くすることは勧めません。食事は規則正しく3食摂ることにこだわらず、食べられるときに少量ずつ食べ、空腹を避けることが大切です。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出た場合、血糖値の安定を目的とした食事指導の具体的な内容(規則正しい食事、間食の選び方、栄養バランス、特定の栄養素の制限・推奨)に注目して判断する。
関連知識
糖尿病の食事療法(カーボカウント、食品交換表、GI値)、合併症(高血圧、腎症)、低血糖の症状と対処法。