介護保険制度における施設サービスはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
介護保険制度の施設サービスには、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設、そして介護医療院の3種類があります。選択肢1の「介護医療院サービス」は、この施設サービスの一つに該当します。他の選択肢は、地域密着型サービスや介護保険サービスに含まれない住宅であり、施設サービスではありません。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。介護医療院は、長期にわたる療養を必要とする要介護者に対し、医療と介護を一体的に提供する施設です。これは介護保険法に定められている「施設サービス」の一つに分類されます。
- 2. 小規模多機能型居宅介護は、利用者が住み慣れた地域で生活を続けられるように、「通い」「泊まり」「訪問」のサービスを組み合わせて提供するものです。これは「地域密着型サービス」に分類され、施設サービスではありません。正しくは:これは「地域密着型サービス」です。選びやすい理由:「泊まり」の機能があるため、施設でのサービスと混同しやすいですが、あくまで在宅生活を支援するための地域密着型のサービスです。混同注意:居宅サービスや施設サービスと混同しやすいですが、これらは別のサービス体系です。
- 3. サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者の居住安定を目的とした「住宅」であり、介護保険法に直接規定されたサービスではありません。入居者は別途、必要な介護サービス(訪問介護など)を契約して利用します。正しくは:これは介護保険法上のサービスではなく、「高齢者住まい法」に基づく住宅です。介護サービスは別途契約して利用します。選びやすい理由:「サービス付き」「高齢者向け住宅」という名称から、介護保険サービスの一種だと誤解しやすいです。混同注意:介護保険施設(例:特別養護老人ホーム)と混同しやすいですが、その法的根拠や目的が異なります。
- 4. 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、認知症の高齢者が共同生活を送る住居で、専門的なケアを提供するサービスです。これは利用者が住み慣れた地域で生活を継続できるよう支援する「地域密着型サービス」に分類され、施設サービスではありません。正しくは:これは「地域密着型サービス」です。選びやすい理由:「共同生活」「ホーム」といった言葉から、介護保険施設と混同しやすいですが、地域密着型サービスの一つです。混同注意:特別養護老人ホームなどの施設サービスや居宅サービスと混同しやすいです。
国試ポイント
介護保険制度における各サービス(施設サービス、居宅サービス、地域密着型サービス)の具体的な内容と分類を正確に理解しているかが問われます。特に、どのサービスがどの分類に属するかを区別できる知識が重要です。
混同注意
介護保険制度の居宅サービス、地域密着型サービス、そして介護保険制度の枠外の高齢者向けサービス(例:サービス付き高齢者向け住宅)の区別が混同されやすい点です。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の論点が出題された際には、各サービスの対象者、提供形態(在宅か施設か、通いか訪問か)、主な目的、そして法的根拠(介護保険法に基づくか、他の法律に基づくか)を確認するようにしましょう。
関連知識
介護保険制度の3つのサービス区分(施設サービス、居宅サービス、地域密着型サービス)に属する具体的なサービス名とその概要、それぞれのサービスが提供される場所や目的について理解しておく必要があります。例えば、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、訪問介護、通所介護、訪問看護、認知症対応型通所介護などです。