平成28年(2016年)の国民生活基礎調査において、要介護者等のいる世帯に同居している主な介護者全数の特徴で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
平成28年国民生活基礎調査の結果では、同居の主な介護者は女性の割合が7割を超えており、男性より明らかに多いという特徴があります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。平成28年国民生活基礎調査によると、同居の主な介護者の性別は女性が7割を超えており、男性よりも圧倒的に多いと報告されています。これは、家庭内での介護役割が女性に偏る傾向が依然として強いことを示しています。
- 2. 平成28年国民生活基礎調査では、主な介護者と要介護者の続柄で最も多いのは『子』であり、次いで『配偶者』となっています。正しくは:要介護者との続柄では、子が最も多い。選びやすい理由:配偶者が介護の中心となるケースも多いため、最も多いと錯覚しやすいですが、『子』の割合が最も高いのが現状です。混同注意:配偶者と子のどちらが多いか混同しやすい。特に高齢夫婦世帯が増えているため、配偶者による介護も注目されていますが、全体としては子の割合が多い。
- 3. 平成28年の国民生活基礎調査では、同居の主な介護者の年齢は60〜69歳が最も多く、70〜79歳が最も多いわけではありません。正しくは:介護者の年齢層では、60〜69歳が最も多い。混同注意:介護者の高齢化は進んでいますが、具体的な最多の年齢層を正確に把握していないと誤答しやすい。
- 4. 平成28年の国民生活基礎調査では、同居の主な介護者の介護時間は「必要な時に手をかす程度」が最も多く、「ほとんど終日」が最も多いわけではありません。正しくは:1日の介護時間については、「ほとんど終日」が最も多い。選びやすい理由:「ほとんど終日」は負担が大きすぎるイメージがあり、現実的には数時間の介護が多いのではないかと推測してしまいがちです。しかし、実際には重度の要介護者も多く、『ほとんど終日』が最多です。
国試ポイント
国民生活基礎調査における要介護者等のいる世帯の主な介護者の実態に関する知識が問われています。特に性別、続柄、年齢、介護時間といった基本的な統計データとその傾向を正確に把握しているかが重要です。
混同注意
介護者の性別、続柄、年齢層、介護時間のそれぞれの最多の項目について、具体的な数値や傾向を混同しやすい。特に「子」と「配偶者」、「60代」と「70代」、「ほとんど終日」と「数時間」は誤りやすいポイントです。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合、最新の国民生活基礎調査(またはそれに準ずる統計調査)の主要な介護者に関するデータ(性別、続柄、年齢構成、介護時間、主たる介護理由など)を再確認し、選択肢の内容と照合できるかどうかが判断の鍵となります。
関連知識
国民生活基礎調査は、日本の国民生活の現状を把握するための重要な統計調査であり、介護分野だけでなく、健康、所得、世帯構成など多岐にわたるデータを提供しています。介護保険制度の現状や課題を理解する上でも、これらの統計情報は不可欠です。