6 % A消毒液を用いて、医療器材の消毒用の0.02 % A消毒液を1,500 mL作るために必要な6 % A消毒液の量を求めよ。ただし、小数点以下第2位を四捨五入すること。
数値を入力し「解答する」を押すと答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5.0mL
解説
希釈計算は、原液の濃度と目的液の容量・濃度から、必要な原液量を算出するものです。濃度と容量の積が有効成分量に相当するため、希釈前後で有効成分量が等しいという原理に基づきます。この問題では、6%の原液を用いて0.02%の消毒液を1,500 mL作成するため、原液の濃度(6%) × 原液の量(X mL) = 目的液の濃度(0.02%) × 目的液の量(1,500 mL)という式が成り立ちます。これを解くと、X = (0.02 × 1,500) / 6 = 30 / 6 = 5.0 mLとなります。小数点以下第2位を四捨五入する指示がありますが、結果が5.0mLであるため、そのまま5.0mLが正解となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。正解です。6% A消毒液の量をX mLとすると、6% × X mL = 0.02% × 1,500 mLという式が成り立ちます。これを計算すると、6X = 30となり、X = 5.0 mLとなります。選びやすい理由:計算過程を正確に理解していれば、直接的に導き出せるため。混同注意:特に混同するものはありませんが、計算ミスがないか注意が必要です。
国試ポイント
医療現場で日常的に行われる希釈計算の正確な方法を理解し、実際に計算できることが求められます。特に、濃度と容量の関係性を正しく把握し、単位換算(パーセント表示のまま計算するか、比率に変換するか)を適切に行うことが重要です。
混同注意
希釈倍率を先に計算して容量を割る方法と、有効成分量が希釈前後で不変という原理で計算する方法が混同されがちです。また、パーセント濃度をそのまま使うか、分数に直すか、あるいは小数に直すかで計算ミスが生じやすい点も注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
同様の希釈計算問題が出題された場合は、「希釈前の有効成分量 = 希釈後の有効成分量」の原則に基づき、(原液濃度 × 原液量) = (目的濃度 × 目的量) の式を立てて、未知の量を求めることができるかを確認します。
関連知識
希釈の際は、安全データシート(SDS)を確認し、適切な保護具(手袋、ゴーグルなど)を使用することが重要です。また、溶液の調製時には、正確な計量器具(メスシリンダー、ピペットなど)を用いること、そして必ず精製水や蒸留水で希釈することなど、基本的な操作手順を合わせて理解しておく必要があります。さらに、異なる濃度の溶液を混合する場合の最終濃度計算も関連知識として重要です。