体重9.6 kgの患児に、小児用輸液セットを用いて体重1 kg 当たり1日100 mL の輸液を行う。このときの1分間の滴下数を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
数値を入力し「解答する」を押すと答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は40滴/分
解説
体重9.6 kgの患児に1日100 mL/kgの輸液を行う場合、1日の総輸液量は9.6 kg × 100 mL/kg = 960 mLです。これを24時間で投与するため、1時間あたりの輸液量は960 mL / 24時間 = 40 mL/時間となります。小児用輸液セットの1 mLあたりの滴下数は通常60滴/mLであるため、1分間の滴下数は(40 mL/時間 × 60滴/mL) / 60分/時間 = 40滴/分となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。1日の輸液総量960 mLを24時間で投与する場合、1時間あたり40 mLとなる。小児用輸液セットは1 mLあたり60滴なので、1分間の滴下数は(40 mL/時間 × 60滴/mL) / 60分/時間 = 40滴/分となるため正しい。選びやすい理由:計算過程を正確に理解していれば正答にたどり着くため。混同注意:滴下係数や時間単位の変換を正確に理解しているかどうかが問われる。
国試ポイント
小児の輸液量計算と滴下数計算の基本的な手順を理解し、小児用輸液セットの滴下係数(60滴/mL)を用いて正確に計算できること。
混同注意
成人用輸液セットの滴下係数(20滴/mLまたは15滴/mL)と小児用輸液セットの滴下係数(60滴/mL)を混同しやすい。また、1日の総量から1分間あたりの滴下数を計算する際の時間の単位変換(日→時間→分)やmLあたりの滴下数の適用を間違えやすい。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、まず体重あたりの1日輸液量を計算し、次に1日あたりの輸液量を1時間あたり、さらに1分あたりの量に変換する。最後に使用する輸液セットの滴下係数を確認し、滴下数を算出する手順で判断します。
関連知識
小児の維持輸液量(Holiday-Segarの法則: 最初の10kgは100mL/kg/日、次の10kgは50mL/kg/日、それ以上は20mL/kg/日)や、輸液ポンプ使用時の流量設定(mL/時)についても関連知識として覚えておく必要があります。