看護師が行う処置で滅菌手袋を使用すべきなのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
尿道カテーテルの挿入は、本来無菌である膀胱内へカテーテルを挿入する侵襲的な処置であり、尿路感染症を予防するために滅菌手袋を用いて無菌操作で行う必要があります。
選択肢ごとの解説
- 1. 筋肉内注射は通常、清潔手袋または手袋なしで行われます。皮膚を消毒し、針を無菌的に扱うことで感染リスクは十分に管理されます。正しくは:清潔手袋または手袋なしで実施する選びやすい理由:注射は侵襲的な処置なので滅菌が必要と誤解しがちですが、皮膚表面の消毒と針の無菌性が重要です。混同注意:静脈注射や皮下注射と同じく、清潔操作で行われるため、滅菌手袋は不要です。
- 2. 口腔内は元々多くの細菌が存在するため、滅菌手袋を使用しても感染予防効果は限定的です。清潔手袋で十分とされています。正しくは:清潔手袋で実施する選びやすい理由:吸引は気道に関わる処置であり、清潔度が求められると考えるかもしれませんが、口腔内は非滅菌領域です。混同注意:気管内吸引とは異なり、口腔内吸引は非滅菌操作として扱われます。
- 3. ストーマ周囲の皮膚やストーマ自体は清潔操作で管理され、滅菌手袋は通常使用しません。清潔手袋または手袋なしで対応します。正しくは:清潔手袋または手袋なしで実施する選びやすい理由:排泄物が関わるため感染リスクが高いと考えがちですが、皮膚や粘膜は完全に無菌ではないため、清潔操作で十分です。混同注意:ストーマ周囲の皮膚ケアは、創傷ケアとは異なる清潔操作の範囲で行われます。
- 4. 正解。尿道カテーテルの挿入は、通常無菌である膀胱内に異物を挿入する侵襲的な処置です。そのため、尿路感染予防の観点から滅菌手袋の使用が必須です。正しくは:滅菌手袋で実施する選びやすい理由:選択肢の中で唯一、体内の本来無菌である領域に直接器具を挿入する処置です。混同注意:他の選択肢と異なり、体内深部の無菌性を保つ必要がある点が重要です。
国試ポイント
看護師が行う処置における清潔操作と滅菌操作の区別を理解しているか問う問題です。体腔内や本来無菌である部位への侵襲的な処置には滅菌操作が必要であることを把握することが重要です。
混同注意
清潔手袋と滅菌手袋の使い分けが曖昧な場合、どの選択肢も間違って見える可能性があります。特に侵襲的な処置であっても、対象部位が非滅菌領域である場合は清潔手袋で対応できることを理解する必要があります。
次に同じ論点が出たら
今後、他の侵襲的処置や体腔内操作において、滅菌操作が必要か清潔操作で十分かを判断できるよう、各処置の目的と感染リスクを関連付けて学習を深める必要があります。
関連知識
滅菌操作が必要な処置の例:中心静脈カテーテル挿入、手術野の準備、滅菌ドレッシング交換。清潔操作でよい処置の例:採血、末梢静脈路確保、褥瘡の汚染ドレッシング交換、経管栄養。