配偶子の形成で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
卵子の形成過程では、染色体数を半減させるための減数分裂が必ず行われます。これにより、成熟した卵子は半数体(23本)の染色体を持つことになります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。卵子形成(卵形成)では、一次卵母細胞から二次卵母細胞、そして成熟卵子へと分化する過程で減数分裂(第一減数分裂と第二減数分裂)が行われます。これにより、染色体数が半減し、次世代へ遺伝情報を伝える準備が整います。
- 2. 極体が放出されるのは、卵子の形成過程においてです。第一減数分裂後に第一極体、第二減数分裂後に第二極体が放出されますが、これらは精子形成には見られません。正しくは:極体が放出されるのは、卵子の形成過程においてです。選びやすい理由:減数分裂は精子形成でも起こるため、その一部として何らかの細胞外排出があるかもしれないと混同する可能性があります。混同注意:卵子形成における極体放出と、精子形成の過程(精子変態など)を混同する。
- 3. 成熟した卵子には必ずX染色体が含まれています。Y染色体を含むのは精子であり、受精によって性別が決定されます。正しくは:成熟した卵細胞は、必ずX染色体を含んでいます。選びやすい理由:性染色体の役割や種類に関する知識が曖昧だと、卵子も性別決定に関わる染色体を両方持ちうると誤解する可能性があります。混同注意:卵子の持つ性染色体(Xのみ)と、精子の持つ性染色体(XまたはY)を混同する。
- 4. 精子には22本の常染色体と1本の性染色体(XまたはY)が含まれており、合わせて23本です。設問の記述では常染色体が23本となっていますが、これは誤りです。正しくは:精子は、22本の常染色体と1本の性染色体(XまたはY)で構成されています。選びやすい理由:ヒトの染色体数が46本であることや、半数体が23本であることは知っているため、その内訳について正確な知識がないと誤りを見逃しやすいです。混同注意:体細胞の染色体数(常染色体22対+性染色体2本)と、生殖細胞(半数体)の染色体数(常染色体22本+性染色体1本)の内訳を混同する。
国試ポイント
配偶子形成における減数分裂の有無、極体放出の有無、性染色体の構成、常染色体と性染色体の正確な本数に関する基礎知識が問われています。特に卵子形成と精子形成の違いを理解しているかが重要です。
混同注意
卵子形成と精子形成のプロセス、特に減数分裂の結果として生じる副産物(極体)や最終的な染色体構成の違い。
次に同じ論点が出たら
今後、配偶子形成に関する問題が出た場合、減数分裂の各段階での染色体数やDNA量の変化、およびそれぞれの細胞が持つ染色体の種類(性染色体含む)について正確に理解しているかを確認しましょう。
関連知識
減数分裂(第一減数分裂、第二減数分裂)、体細胞分裂、染色体の種類(常染色体、性染色体)、ヒトの染色体数、卵子形成(卵原細胞、一次卵母細胞、二次卵母細胞、極体)、精子形成(精原細胞、一次精母細胞、二次精母細胞、精子細胞、精子)。