精神保健活動における二次予防に該当するのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
二次予防は、精神疾患の早期発見と早期治療、症状の悪化防止、重症化予防を目的とした活動を指します。学校を長期間欠席している児童は、何らかの精神的・社会的な問題を抱えている可能性が高く、家庭訪問による状況把握や支援は、問題の早期発見・早期介入に繋がるため、二次予防に該当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 地域の子育てサークルへの支援は、精神的な健康問題の発生を未然に防ぐことを目的としているため、一次予防に該当します。正しくは:地域の子育てサークルに対する援助は一次予防である。選びやすい理由:精神保健活動の一環であるため、予防の段階が曖昧に感じられる。混同注意:一次予防と二次予防の区別が曖昧な場合、選択肢として考慮してしまう可能性がある。
- 2. 休職中のうつ病患者への復職支援は、病状が進行し、機能障害が生じた後の回復と社会復帰を目指すものであり、三次予防に該当します。正しくは:休職中のうつ病患者への復職支援は三次予防である。選びやすい理由:支援という言葉から予防的な活動に見える。混同注意:リハビリテーション的な側面と予防的な側面が混同されやすい。
- 3. 企業内でのメンタルヘルス講座の開催は、精神疾患の発生そのものを予防し、健康増進を図る目的があるため、一次予防に該当します。正しくは:企業内で実施されるメンタルヘルス講座の開催は一次予防である。選びやすい理由:健康教育という形で、幅広い対象をカバーするように思える。混同注意:啓発活動は一次予防の典型例だが、その認識が薄いと迷う。
- 4. 正解。学校を長期間欠席している児童への家庭訪問は、精神的な問題の兆候が見られる段階で早期に介入し、問題を悪化させないことを目指すため、二次予防に該当します。正しくは:この活動は、問題の早期発見・早期対応を目的としており、二次予防である。選びやすい理由:単なる相談支援と捉えてしまうと、予防の段階が見えにくい。混同注意:具体的な介入活動と予防段階の関連性を理解していないと、選択が難しい。
国試ポイント
精神保健活動における一次予防、二次予防、三次予防の定義と具体的な活動例を正確に理解しているかが問われています。特に、各予防段階の目的と対象を区別することが重要です。
混同注意
一次予防と二次予防、二次予防と三次予防の区別が曖昧になりやすい。特に、初期の介入がどの段階に当たるのかを混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
提示された活動が、'発症前(健康増進)'、'発症初期・兆候段階(早期介入)'、'発症後・慢性期(回復・社会復帰)' のいずれに該当するかを判断する。
関連知識
一次予防: 精神疾患の発生そのものを予防する活動(例: 精神保健教育、ストレスマネジメント研修)。二次予防: 精神疾患の早期発見・早期治療、悪化防止の活動(例: スクリーニング、相談支援、危機介入)。三次予防: 精神疾患からの回復支援、社会復帰支援、再発防止の活動(例: リハビリテーション、デイケア、就労支援)。