超音波ガイド下で肝生検を受ける成人への説明で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
肝生検は超音波で穿刺部位を特定し針を刺入するため、呼吸性移動による臓器損傷のリスクを避けるため、検査中は息止めが必要不可欠である。
選択肢ごとの解説
- 1. 肝生検では穿刺時の出血や偶発的な腹腔内臓器損傷のリスクを考慮し、検査前の絶食が必要です。正しくは:検査前は絶食が必要です。選びやすい理由:簡単な検査と誤解し、絶食が不要と考える可能性がある。混同注意:採血など軽度な検査の準備。
- 2. 肝生検は通常、穿刺部位である右季肋部や心窩部を露出させやすい仰臥位(または左側臥位)で実施されます。正しくは:検査は仰臥位で実施します。選びやすい理由:背部からの穿刺を要する検査(腎生検など)と混同しやすい。混同注意:腎生検や骨髄生検など、うつぶせで実施する検査。
- 3. 正解。肝臓は呼吸によって大きく移動する臓器であり、針の刺入時に肝臓が動くと損傷のリスクが高まるため、検査中は指示に合わせて息を止めることが求められます。選びやすい理由:患者の協力が不可欠な医療行為であることを正しく理解しているため。混同注意:特別な呼吸管理が不要な、超音波ガイド下の表在性病変の生検。
- 4. 肝生検後には出血などの合併症予防のため、通常は安静臥床(数時間から24時間程度)が必要です。すぐに歩行できるわけではありません。正しくは:検査後も安静臥床が必要です。選びやすい理由:近年は早期離床が推奨される検査もあるため、その流れで肝生検も早期歩行可能と誤解する可能性がある。混同注意:単純な画像検査後の活動制限が少ない場合。
国試ポイント
肝生検における体位、絶食の必要性、呼吸管理、検査後の安静度を理解する。
混同注意
他の画像ガイド下穿刺(例: 胸腔穿刺)における呼吸管理との違いを混同しやすいが、肝臓は呼吸性移動が大きい臓器である点を考慮する。
次に同じ論点が出たら
肝生検の呼吸管理、体位、絶食、安静度に関する問題では、合併症予防の観点から最も適切な選択肢を選ぶ。
関連知識
肝生検の合併症(出血、気胸、腹腔内臓器損傷)とその予防策、検査後の観察項目(バイタルサイン、穿刺部、腹痛の有無)。