眼球運動を行う神経はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
眼球運動に関わる主な脳神経は動眼神経(Ⅲ)、滑車神経(Ⅳ)、外転神経(Ⅵ)の3つです。選択肢の中でこれに該当するのは外転神経(Ⅵ)です。外転神経は外側直筋を支配し、眼球を外側に動かす役割を担っています。
選択肢ごとの解説
- 1. 視神経は網膜で受け取った光の情報を脳に伝える役割があり、眼球を動かす機能はありません。正しくは:視神経は視覚情報を伝達する神経です。選びやすい理由:「視」という文字から眼に関連する神経だと連想されやすいですが、眼球運動とは直接関係ありません。混同注意:視覚(情報伝達)と眼球運動(筋肉制御)の機能が混同されがちです。
- 2. 正解。外転神経は眼球を外側(耳側)に動かす外側直筋を支配しており、眼球運動に直接関わります。動眼神経、滑車神経とともに眼球運動を司る主要な脳神経の一つです。
- 3. 顔面神経は顔の表情筋の動きや味覚に関わる神経で、眼球そのものの運動には関与しません。まぶたを閉じる動きなど、眼の周囲の筋肉には関わりますが、眼球の向きを変える神経ではありません。正しくは:顔面神経は顔の表情筋や味覚を支配する神経です。選びやすい理由:「顔」という言葉から、眼の周囲の動きと混同して選びやすいです。混同注意:眼瞼(まぶた)の運動と眼球の運動が混同されやすいです。
- 4. 三叉神経は顔面の感覚(触覚、痛覚など)と咀嚼筋の運動を司る神経であり、眼球を動かす機能はありません。正しくは:三叉神経は顔面の感覚と咀嚼筋の運動を支配する神経です。選びやすい理由:顔面に関連する神経として選択肢に入っているため、眼球運動と誤って関連づけられる可能性があります。混同注意:顔面に関連する神経全般と、眼球運動に特化した神経との区別が曖昧になりやすいです。
国試ポイント
脳神経の各番号と名称、およびその主要な機能を正確に結びつけられるかを問う問題です。特に眼球運動に関連する3つの神経(動眼神経、滑車神経、外転神経)は頻出テーマです。
混同注意
視神経(視覚伝達)と眼球運動神経(動眼神経、滑車神経、外転神経)の機能混同。また、顔面神経(表情筋)や三叉神経(顔面感覚、咀嚼筋)など、顔面周辺の他の脳神経との機能区別も重要です。
次に同じ論点が出たら
今後この論点が出たら、各脳神経の名称、番号、主要な機能(感覚・運動・副交感など)、支配筋・臓器を全て正確に言えるかを確認する。
関連知識
動眼神経(Ⅲ):上直筋、下直筋、内側直筋、下斜筋、上眼瞼挙筋を支配し、眼球の内転・上転・下転、上眼瞼の挙上に関与。また、瞳孔括約筋と毛様体筋(副交感神経)を支配し、瞳孔の縮小と水晶体の調節を行う。 滑車神経(Ⅳ):上斜筋を支配し、眼球の下転・外転・内旋に関与。