Aさん(82歳、男性)は、介護付の有料老人ホームに入居している。10年前まで会社を経営していた。プロ野球や世界経済に興味があり、友人とインターネットを用いて交流するのを楽しみにしている。Parkinson〈パーキンソン〉病で、現在Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉の重症度分類でステージII。両側の上下肢の静止振戦や動作緩慢がみられる。食事は自分の居室に運んでもらって食べている。身の回りのことは1人でできる。1人での外出も可能だが、転倒に対する恐怖が強いため1日中室内で過ごしている。 Aさんの障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準のランクはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準において、ランクAは「屋内での生活は何らかの介助を要するが、日中においては離床している」状態を指します。Aさんの状況がこれに合致するため、ランクAが適切です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。障害高齢者の日常生活自立度判定基準におけるランクAは、屋内での生活は何らかの介助を要するが、日中においては離床している状態を示します。Aさんが日中は離床して過ごしていることから、このランクが適切です。正しくは:正しい選択肢です。選びやすい理由:他のランクも似たような状況を指すことがありますが、具体的な定義を理解していれば迷わないはずです。混同注意:各ランクの具体的な状態を混同しやすいです。特に、BとAの区別は「日中離床しているか」が重要です。
- 2. ランクBは、屋内で何らかの介助を要し、日中もベッドから離れられない状態を指します。Aさんは日中は離床して過ごしているため、このランクには該当しません。正しくは:ランクBは日中も離床できない状態を指します。選びやすい理由:「何らかの介助を要する」という点でAと共通するため、混同しやすいです。混同注意:AランクとBランクの違いは、日中離床しているか否かという点です。
- 3. ランクCは、一日中ベッド上で過ごす状態を指します。Aさんは日中は離床して過ごしているため、このランクには該当しません。正しくは:ランクCは一日中ベッド上で過ごす状態を指します。選びやすい理由:重度の介護が必要な場合に選択肢として考えられますが、Aさんの状況とは異なります。混同注意:ランクCは最も重度の寝たきり状態であり、Aさんの状態とは明確に異なります。
- 4. 障害高齢者の日常生活自立度判定基準にはランクJという区分はありません。この選択肢は不適切です。正しくは:この判定基準にはランクJは存在しません。選びやすい理由:他の介護保険関連の指標や、他の国際的な指標などと混同して誤って選択する可能性があります。混同注意:存在しないランクであるため、知識があれば容易に除外できます。
国試ポイント
障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準の各ランクの定義を正確に理解しているかが問われます。特に、ランクA、B、Cそれぞれの具体的な状態と区別するポイントを把握しておくことが重要です。
混同注意
ランクAとランクBの区別。両者ともに「何らかの介助を要する」点は共通していますが、ランクAは「日中は離床」、ランクBは「日中も離床できない」という点で明確に区別されます。また、ランクJのような存在しない選択肢に惑わされない注意も必要です。
次に同じ論点が出たら
もしAさんが日中もベッド上で過ごすようになった場合、どのランクに変化するかを判断できるか。また、この判定基準に基づいてどのような介護サービスが考えられるかを考察できるか。
関連知識
この判定基準は、介護保険制度における要介護認定やケアプラン作成の際の基礎情報として活用されます。各ランクが具体的にどのような介護ニーズと結びつくのかも理解しておくと、より実践的な知識となります。