平成28年(2016年)の国民健康・栄養調査の結果で、該当年代の男性における肥満者(BMI≧25.0)の割合が最も高い年代はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
平成28年国民健康・栄養調査の結果では、男性の肥満者(BMI≧25.0)の割合は、50歳代が最も高いというデータが示されています。この時期は、社会的な役割が増す一方で、基礎代謝の低下、運動不足、ストレス、不規則な食生活などが重なり、体重増加を招きやすいためと考えられます。看護師は、これらの年代の男性に対し、生活習慣病予防の観点から適切な健康指導を行うことが求められます。
選択肢ごとの解説
- 1. この年代の男性は一般的に肥満の割合が比較的低い傾向にあります。思春期から青年期にかけての身体活動量が多いことや、成長期であることなどが影響しています。正しくは:この年代は成長期であり、また運動量も多いため、他の年代に比べて肥満の割合は低い。選びやすい理由:若年層の食生活の乱れから肥満が多いと誤解する可能性がある。混同注意:子どもの肥満問題と混同しやすいが、ここでは15歳以上の成人寄りの年代が対象。
- 2. この年代の男性の肥満割合は高いものの、50歳代と比較するとまだ低い傾向にあります。働き盛りで運動不足になりがちですが、生活習慣病の自覚が芽生える前の段階であることが多いです。正しくは:この年代は肥満が増え始める時期だが、最も高いわけではない。選びやすい理由:働き盛りのストレスや運動不足から、この年代の肥満が多いと考えやすい。混同注意:壮年期の肥満が増加傾向にあることと、ピークであることとは異なる。
- 3. 正解。国民健康・栄養調査(平成28年)の結果によると、男性の肥満者(BMI 25.0以上)の割合は、50歳代が最も高くなっています。この年代は、社会的な活動が活発である一方で、基礎代謝の低下や運動習慣の減少、食生活の変化などが肥満につながりやすいとされています。
- 4. 高齢になると、一般的に肥満の割合は減少傾向にあります。これは、加齢に伴う筋肉量の減少や、食欲の低下、活動量の変化などが影響していると考えられます。また、肥満と関連する生活習慣病により健康状態を管理している人も多いためです。正しくは:高齢になると、活動量の低下や食欲減退などにより、肥満の割合は減少する傾向にある。選びやすい理由:高齢者の運動不足や代謝の低下から、肥満が多いと誤解する可能性がある。混同注意:メタボリックシンドロームの対象年齢層と混同しやすいが、ここでは単にBMIによる肥満の割合を問うている。
国試ポイント
国民健康・栄養調査の結果や、特定の健康指標における年代別の特徴を問う問題です。統計データに基づいた国民の健康状態の現状を理解しているかを確認しています。特に、性別・年代別の肥満傾向は、健康支援を行う上で基本的な知識となります。
混同注意
各年代の健康課題(例:若年層の痩せ、高齢者の低栄養)と、肥満のピーク年代を混同しやすい。また、メタボリックシンドロームの該当者割合のピークとは異なる場合もあるため注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
今後同様の統計データを問う問題が出た場合、最新の国民健康・栄養調査の結果(特に肥満、生活習慣病、栄養摂取状況などの主要指標)を正確に把握しているか、また年代別・性別の傾向を理解しているかが問われるでしょう。グラフや表の読み取り問題としても出題される可能性があります。
関連知識
国民健康・栄養調査の他の項目(例:野菜摂取量、喫煙率、飲酒習慣)、特定健康診査・特定保健指導の対象者や内容、生活習慣病の一次予防と二次予防。