地域包括ケアシステムの構成要素はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
地域包括ケアシステムは、住み慣れた地域で高齢者が自分らしい生活を最期まで続けられるよう、医療・介護・介護予防・生活支援・住まいの5つの要素を一体的に提供するシステムとして厚生労働省が提唱しています。この中で「住まい」は、生活の基盤となる重要な構成要素です。
選択肢ごとの解説
- 1. 地域包括ケアシステムにおける直接的な構成要素として「交通」は挙げられていません。交通はサービス提供を支えるインフラですが、システムを構成する中心的要素ではありません。正しくは:地域包括ケアシステムにおける直接的な構成要素ではありません。選びやすい理由:高齢者がサービスを受けるために交通手段は重要ですが、システムの構成要素とは異なります。混同注意:「生活支援」の一部として広義にとらえられる可能性はありますが、主要な構成要素ではありません。
- 2. 地域包括ケアシステムは、高齢者などが住み慣れた地域で生活を続けられるよう支援するシステムであり、「雇用」は直接的な構成要素ではありません。介護人材の確保といった間接的な関連はありますが、システムの要素としては含まれません。正しくは:地域包括ケアシステムの直接的な構成要素ではありません。選びやすい理由:介護人材の雇用は重要ですが、システム自体の構成要素とは異なります。混同注意:経済活動の一環であり、ケアシステムとは目的が異なります。
- 3. 地域包括ケアシステムにおいて、情報共有や情報連携は非常に重要ですが、システムの『構成要素』として「情報」そのものが直接的に挙げられているわけではありません。むしろ、「医療」「介護」「生活支援」といった要素間で『情報連携』が図られるべきものです。正しくは:情報連携は重要ですが、「情報」自体は構成要素には含まれません。選びやすい理由:情報連携の重要性から選択肢として魅力的に見えるかもしれませんが、構成要素ではありません。混同注意:ICTの活用は必要ですが、構成要素のリストにはありません。
- 4. 正解。厚生労働省が示す地域包括ケアシステムの構成要素には、「住まい」が含まれています。住み慣れた地域での生活を支えるためには、居住環境の確保が基盤となるためです。正しくは:この選択肢は正しいです。選びやすい理由:高齢者の生活基盤として不可欠な要素です。混同注意:他の選択肢も生活に関連するが、「住まい」が最も直接的な構成要素の一つです。
国試ポイント
地域包括ケアシステムの5つの構成要素(医療、介護、介護予防、生活支援、住まい)を正確に理解しているかが問われています。それぞれの要素が担う役割についても把握しておく必要があります。
混同注意
「交通」や「雇用」も高齢者の生活の質に関わるため、混同しやすいですが、地域包括ケアシステムの直接的な構成要素としては明確に挙げられていません。「情報」はシステムを円滑に進める上で不可欠な要素ですが、構成要素のカテゴリーとしては「情報連携」として各要素間の連携として位置づけられます。
次に同じ論点が出たら
地域包括ケアシステムの各要素が具体的にどのようなサービスや連携を指すのか、また、地域包括支援センターの役割について問われる可能性があります。
関連知識
地域包括ケアシステムは、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に構築が進められています。地域包括支援センターがその中核を担い、多職種連携が推進されています。また、「自助」「互助」「共助」「公助」の考え方も関連します。