母体保護法に規定されているのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
母体保護法は、不妊手術及び人工妊娠中絶に関する事項を定めること等により、母体の生命と健康を保護することを目的としています。特に、第14条で人工妊娠中絶の要件を定めており、その一つに「経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの」が含まれます。
選択肢ごとの解説
- 1. 産後の休業は労働基準法第65条に規定されており、母体保護法の対象外です。正しくは:労働基準法に規定されている出産後の休暇取得。選びやすい理由:母体の保護に関わる内容なので、関連法規と混同しやすい。混同注意:母体保護法と労働基準法の区別が曖昧だと誤解しやすい。
- 2. 妊娠中の女性の危険有害業務への就業制限は労働基準法第64条の3に規定されており、母体保護法の対象外です。正しくは:労働基準法に規定されている妊婦の危険を伴う業務への就労制限。選びやすい理由:これも母体の保護に関わるため、母体保護法の内容と勘違いしやすい。混同注意:労働に関する法律との区別がつきにくい。
- 3. 妊娠を理由とした不利益な取り扱いの禁止は男女雇用機会均等法第9条に規定されており、母体保護法の対象外です。正しくは:男女雇用機会均等法に規定されている妊娠を理由とした不利益な扱いの禁止。選びやすい理由:雇用と妊娠に関するデリケートな問題なので、どの法律が関係するか混乱しやすい。混同注意:広義の「母体の保護」と捉えてしまい、具体的な法律の役割を誤認しやすい。
- 4. 正解。母体保護法第14条第1項第2号には、経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれがある場合に、本人及び配偶者の同意を得て人工妊娠中絶を行うことができると明確に規定されています。正しくは:この記述は母体保護法の規定と一致しています。選びやすい理由:選択肢の文言が長いため、他の短い選択肢と比較して内容を把握しにくいと感じるかもしれない。混同注意:人工妊娠中絶に関する規定はデリケートなため、誤った認識を持ちやすい。
国試ポイント
母体保護法の目的と、それが具体的にどのような内容を規定しているかを正確に理解しているかが問われる問題です。特に、他の法律(労働基準法、男女雇用機会均等法)との区別が重要となります。
混同注意
労働基準法や男女雇用機会均等法など、女性の健康や権利に関連する他の法律の規定と混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
人工妊娠中絶を行う際の配偶者の同意に関する規定の例外事項について説明してください。
関連知識
母体保護法の他の主要な規定としては、優生保護法の流れを汲む不妊手術に関する規定や、医師の指定に関する規定があります。また、人工妊娠中絶の適応は、経済的理由のほか、「身体的又は精神的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの」も含まれます。