睡眠の特徴で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
高齢期になると、睡眠の質が変化し、深い睡眠が減少し、睡眠の持続性が低下します。また、概日リズムが前倒しになるため、早朝に目が覚めてしまい、再び眠ることが難しくなる「早朝覚醒」がよく見られます。これは加齢による自然な変化の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 新生児の睡眠は多相性であり、昼夜の区別なく短時間睡眠を繰り返します。単相性睡眠(夜間にまとまって眠る)は成長とともに獲得されます。正しくは:新生児の睡眠は多相性である。選びやすい理由:「単相性」という言葉を知っていると、それが安定した状態を指すと誤解するかもしれない。混同注意:単相性睡眠と多相性睡眠の区別、およびその発達段階。
- 2. 乳児の1日の総睡眠時間は平均して14〜15時間程度と長く、7時間では著しく不足しています。正しくは:乳児の1日の総睡眠量は14時間前後である。選びやすい理由:大人の睡眠時間と混同したり、発達に伴う睡眠時間の変化を正確に覚えていない場合。混同注意:乳児の睡眠時間と幼児期以降の睡眠時間の違い。
- 3. 成人の睡眠サイクルは一晩に4〜5回程度(1サイクル約90分)繰り返されます。10回は過剰な回数です。正しくは:成人期では一晩で睡眠周期を4〜5回程度繰り返す。選びやすい理由:睡眠サイクルがあること自体は知っていても、具体的な回数まで覚えていない場合。混同注意:睡眠サイクル(レム睡眠とノンレム睡眠の繰り返し)の回数と、その一回の長さ(約90分)。
- 4. 正解。高齢者では、睡眠構造の変化(深い睡眠の減少、レム睡眠の短縮)や概日リズムの前進により、早朝覚醒が一般的に見られます。正しくは:(正しいため修正不要)選びやすい理由:高齢者の睡眠障害全般(入眠困難、中途覚醒など)と混同するかもしれないが、早朝覚醒もその典型的な症状の一つであるため、知識が曖昧でも選びやすい。混同注意:入眠困難、中途覚醒など、他の高齢者の睡眠に関する問題。
国試ポイント
発達段階ごとの睡眠の特徴、特に新生児・乳児の睡眠時間やパターン、成人・高齢者の睡眠構造の変化について問われる。具体的な数値や用語(多相性・単相性、睡眠サイクル回数など)を正確に把握しているかが重要となる。
混同注意
各年齢層における睡眠時間、睡眠相(レム睡眠、ノンレム睡眠)、睡眠パターン(多相性、単相性)、睡眠障害の種類(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒)。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合、各ライフステージにおける睡眠時間、睡眠パターン(多相性・単相性)、睡眠サイクル数、および高齢者に特有の睡眠問題(早朝覚醒、中途覚醒など)の具体的な数値と特徴を正確に比較検討する。
関連知識
・新生児:多相性睡眠、1日の睡眠時間16時間以上。・乳児:多相性から単相性へ移行、1日の睡眠時間14-15時間。・幼児:単相性睡眠が確立、1日の睡眠時間10-13時間。・学童期:1日の睡眠時間9-11時間。・成人:単相性睡眠、1日の睡眠時間7-9時間、睡眠サイクル約90分を4-5回。・高齢者:深い睡眠の減少、中途覚醒・早朝覚醒の増加、睡眠効率の低下。