脳幹に含まれる部位はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
脳幹は、中脳、橋、延髄の三つの部位から構成されます。これらは生命維持に不可欠な中枢神経系が集約されており、意識、呼吸、心拍、血圧、体温調節など、基本的な生命活動を制御しています。選択肢1の延髄は、これらの重要な機能を持つ脳幹の明確な構成要素です。他の選択肢は、小脳(運動調整)、下垂体(内分泌機能)、松果体(概日リズム調節)とそれぞれ異なる機能を持つ独立した部位であり、脳幹には含まれません。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。延髄は、中脳、橋とともに脳幹を構成する主要な部位の一つです。呼吸、循環、嚥下、嘔吐など生命維持に不可欠な中枢が存在します。
- 2. 小脳は、運動の協調性、平衡感覚、姿勢の維持などを司る独立した脳の部位であり、脳幹とは異なる構造です。脳幹の背側に位置しますが、脳幹自体には含まれません。正しくは:小脳は脳幹に含まれません。独立した脳の一部であり、主に運動機能の調整に関与します。選びやすい理由:脳幹の近くに位置するため、一体として捉えられやすいかもしれません。混同注意:脳幹との位置関係や機能の密接さから、脳幹の一部と誤解されることがあります。
- 3. 下垂体は、ホルモン分泌を制御する内分泌器官であり、脳の一部ではありますが、間脳(視床下部)の下に位置しており、脳幹には含まれません。正しくは:下垂体は脳幹に含まれません。間脳に付着する内分泌器官です。選びやすい理由:脳の一部であり、重要な機能を持つため、脳幹の構成要素として連想しやすいかもしれません。混同注意:脳の基底部に位置するため、脳幹と混同されることがあります。機能的に間脳(視床下部)と密接に関わります。
- 4. 松果体は、メラトニンを分泌し概日リズムを調整する内分泌器官であり、間脳の一部(視床の後部)に位置しています。脳幹には含まれません。正しくは:松果体は脳幹に含まれません。間脳の一部であり、概日リズムに関与します。選びやすい理由:脳の中央部に近い位置にあるため、脳幹の一部と考えやすいかもしれません。混同注意:脳の深部に位置する他の構造物(脳幹、間脳)と混同されることがあります。間脳の一部であることを理解する必要があります。
国試ポイント
脳の主要な構造と各部位の構成要素、特に脳幹の構成を正確に理解しているかを問う問題です。基本的な解剖学の知識が求められます。
混同注意
脳幹と、その近傍に位置する小脳や、脳の深部にある間脳(視床、視床下部、下垂体、松果体)との区別が曖昧になりがちです。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出た場合、脳幹の各部位(中脳、橋、延髄)の具体的な機能や、脳幹損傷時の症状についても問われる可能性があります。また、間脳の構成要素とその機能(視床、視床下部)も確認しておくと良いでしょう。
関連知識
脳の各部位の機能(大脳、小脳、間脳、脳幹)、脳神経の起始部位、生命維持機能の中枢がどこにあるか。