免疫機能に関与する細胞はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
白血球は、好中球、リンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)、単球(マクロファージ)、好酸球、好塩基球など、多種多様な細胞の総称であり、これら全てが連携して体内の病原体除去や異物排除、異常細胞の監視といった免疫機能の中心を担っています。
選択肢ごとの解説
- 1. 血小板は血液凝固や止血に主要な役割を果たしますが、直接的な免疫機能は持ちません。正しくは:免疫機能ではなく、止血機能を担います。選びやすい理由:血液中の細胞成分であるため、漠然と身体の防御に関わると感じるかもしれませんが、免疫とは異なります。混同注意:血液成分全体を身体の防御システムと混同しやすいです。
- 2. 正解。白血球は、細菌やウイルスなどの病原体を排除したり、異常な細胞を認識して攻撃したりするなど、様々な種類の細胞が連携して免疫応答の主要な役割を担っています。
- 3. 網赤血球は成熟赤血球になる前の段階の細胞で、酸素運搬に関与します。免疫機能は持ちません。正しくは:免疫機能ではなく、赤血球の成熟過程における酸素運搬を担います。選びやすい理由:「未熟な細胞」という点から、何か特別な機能を持つのではと推測するかもしれませんが、免疫機能ではありません。混同注意:赤血球の仲間であるため、漠然と血液の機能と関連付けがちですが、免疫機能とは直接関係しません。
- 4. 成熟赤血球は主に酸素を全身に運搬する役割を担っており、免疫応答には直接関与しません。正しくは:免疫機能ではなく、酸素運搬を主な役割とします。選びやすい理由:血液中の主要な細胞であるため、身体の重要な機能全般に関わると誤解しやすいです。混同注意:血液の構成成分であるため、白血球と同じく身体の防御に関わると混同しやすいです。
国試ポイント
血液の構成要素とその主要な機能について、基本的な知識が問われています。特に、各血球細胞の役割を正確に理解しているかが重要です。看護師として、患者の検査データ(白血球数など)を理解する上でも必須の知識です。
混同注意
赤血球や血小板も血液の重要な構成成分ですが、それぞれ酸素運搬や止血といった異なる役割を持ち、免疫機能とは直接関係しません。血液細胞の名称と機能が混同されやすい点です。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出た場合、「各白血球の種類(例:好中球、リンパ球、単球など)とその具体的な機能」を問う問題や、「特定の免疫疾患(例:自己免疫疾患、免疫不全)と関連する細胞」を問う問題が考えられます。また、免疫細胞が関与する身体の防御反応(炎症など)の機序も重要です。
関連知識
造血幹細胞からの分化、各白血球の種類とそれぞれの具体的な機能(例: 好中球の貪食作用、リンパ球の特異的免疫応答)、抗原抗体反応、炎症反応のメカニズムなど。