臨死期の身体的変化はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
臨死期には、中枢神経系の機能低下と呼吸中枢の抑制により、呼吸パターンが不規則になります。典型的なものとして、下顎呼吸、チェーン・ストークス呼吸などが挙げられます。
選択肢ごとの解説
- 1. 臨死期には腎機能が低下し、循環血液量が減少するため、尿の排出量は減少するのが一般的です。正しくは:尿の排出量が減少する。選びやすい理由:生体機能が停止する直前の変化として、身体内の水分バランスの変動をイメージしやすいかもしれない。混同注意:多尿を伴う疾患や、利尿薬の使用時。
- 2. 臨死期には全身の筋肉が弛緩するのが一般的です。筋肉が硬くこわばるのは、死後数時間で始まる死後硬直の徴候です。正しくは:全身の筋肉が弛緩する。選びやすい理由:死が近いという緊張感から、筋肉が硬くなるイメージを持つ可能性がある。混同注意:死後硬直、破傷風や脳疾患による筋硬直。
- 3. 正解。中枢神経系の機能低下と呼吸中枢の抑制により、チェーン・ストークス呼吸や下顎呼吸などの不規則な呼吸パターンが現れます。選びやすい理由:臨死期の呼吸変化は比較的特徴的で、多くの人が知識として持っているため。混同注意:呼吸困難、頻呼吸、徐呼吸といった一般的な呼吸障害。
- 4. 循環停止が進行すると、中枢に近い太い血管である頸動脈よりも、末梢の細い血管である橈骨動脈の方が先に触れなくなります。したがって、触れなくなる順序が逆です。正しくは:橈骨動脈が触れなくなった後に、頸動脈が触れなくなる。選びやすい理由:血圧低下や循環不全の進行に伴い脈拍が触れなくなることは知られているが、その順序を誤解しやすい。混同注意:循環停止の順序、血圧測定の知識。
国試ポイント
臨死期の身体的徴候を正確に理解し、他の病態と区別できること。
混同注意
死後硬直や、循環停止後の身体変化と混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
終末期患者の身体所見から、各器官系の機能低下が進行している徴候を判断する。
関連知識
臨死期のケア、グリーフケア、終末期医療の原則。