日本の人口静態統計のもとになる調査はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
国勢調査は、日本に住むすべての人の性別、年齢、世帯構成などを5年ごとに調査するもので、人口の静的な状態(静態統計)を把握する最も重要な調査です。
選択肢ごとの解説
- 1. 患者調査は、医療施設を利用する患者の傷病状況や受療状況を把握するための調査であり、人口静態統計の基礎とはなりません。正しくは:患者調査は、特定の時点における医療機関にかかる患者の状況を把握するもので、人口の構成そのものを調査するものではありません。選びやすい理由:医療と関連するため、人口動態に関わる調査と混同しやすいかもしれません。混同注意:人口静態統計と人口動態統計の違いが理解できていないと、医療関連の調査を選択してしまう可能性があります。
- 2. 正解。国勢調査は、日本の全人口および世帯を対象として、性別、年齢、配偶関係、世帯の構成、居住地などの基本的属性を調査するもので、人口静態統計の最も重要な基礎資料となります。選びやすい理由:他の国民生活に関連する調査と混同されることがありますが、国勢調査は人口静態を直接把握する唯一の全数調査です。混同注意:他の統計調査と役割を混同しやすいですが、国勢調査は人口の「静的な状態」を把握する目的があります。
- 3. 国民生活基礎調査は、保健、医療、福祉、年金、所得などの国民生活全般にわたる実態を把握するための調査であり、人口静態統計の基礎とはなりません。世帯の状況も調査しますが、その主たる目的は生活実態の把握です。正しくは:国民生活基礎調査は、国民の健康状態や生活水準などを把握する目的であり、人口の基本的な構成を調査するものではありません。選びやすい理由:国民の生活に関連する広範な調査であるため、人口全体を把握するものと誤解する可能性があります。混同注意:「基礎」という言葉から、人口の基礎データと誤解しやすいですが、生活実態が主眼です。
- 4. 国民健康・栄養調査は、国民の身体状況、栄養摂取量、生活習慣の状況などを把握するための調査であり、人口静態統計の基礎とはなりません。健康状態や栄養状況に特化した調査です。正しくは:国民健康・栄養調査は、国民の健康状態や栄養摂取状況に焦点を当てており、人口の静的な構成を調査するものではありません。選びやすい理由:「国民」という言葉から、広範囲な人口調査と誤解する可能性があります。混同注意:健康に関する調査であるため、人口の健康状態を把握するものと混同しやすいですが、人口の全体像とは異なります。
国試ポイント
日本の主要な統計調査の目的と内容を正確に理解しているかが問われます。特に、人口静態統計と人口動態統計の区別、およびそれぞれの基礎となる調査を把握することが重要です。
混同注意
患者調査、国民生活基礎調査、国民健康・栄養調査など、他の「国民」や「生活」に関わる統計調査と、国勢調査の目的や対象範囲を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
各統計調査の実施機関や調査頻度についても学習を深めると、より理解が確実になります。
関連知識
人口動態統計(出生、死亡、婚姻、離婚、死産)の基礎となるのは「人口動態調査」です。これらの違いを明確に理解しておく必要があります。