高尿酸血症で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
アルコール、特にビールは尿酸の産生を促進し、尿酸の排泄を抑制するため、痛風発作の誘因としてよく知られています。高尿酸血症の患者は、アルコールの摂取を控えるよう指導されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 痛風結節自体は通常、痛みを伴いません。結節が大きくなり周囲の組織を圧迫したり、炎症を起こしたりした場合に痛みが生じることがあります。正しくは:痛風結節は通常、痛みを伴わない。選びやすい理由:痛風発作の激しい痛みと混同しやすいですが、結節そのものは慢性的な変化で痛みは少ないです。混同注意:痛風発作と痛風結節の痛みの有無を混同することがあります。
- 2. 正解。アルコール、特にビールは尿酸の産生を増加させ、かつ尿酸の排泄を抑制するため、痛風発作の誘因となることが知られています。混同注意:アルコール摂取が高尿酸血症の管理に与える影響を理解していないと、選択できない可能性があります。
- 3. 痛風発作の急性期に尿酸降下薬を投与すると、血清尿酸値が急激に変動し、かえって発作を増悪させる可能性があります。急性期には炎症を抑える薬(NSAIDsやコルヒチンなど)を使用し、発作が治まってから尿酸降下薬を開始するのが原則です。正しくは:痛風による関節炎の急性期には、尿酸降下薬の投与は避ける。選びやすい理由:尿酸値が高いから尿酸降下薬という単純な連想で選んでしまいがちですが、急性期の治療戦略は異なります。混同注意:急性期の治療と慢性期の治療を混同することがあります。
- 4. 高尿酸血症の治療目標は、痛風発作の有無や合併症によって異なりますが、一般的には血清尿酸値を6.0mg/dL以下に管理することが推奨されています。9.0mg/dLは治療開始の目安となることもありますが、目標値としては高すぎます。正しくは:血清尿酸値は6.0mg/dL以下を目標に管理される。選びやすい理由:治療開始基準と治療目標値を混同してしまいやすい選択肢です。混同注意:高尿酸血症の治療目標値を正確に把握していないと、誤って選択することがあります。
国試ポイント
高尿酸血症と痛風に関する基本的な知識(病態生理、誘因、治療原則)が問われています。特に、痛風発作の誘因と急性期の治療についての理解が重要です。
混同注意
痛風発作時の治療と慢性期の治療目標値、痛風結節の症状など、関連する複数の情報を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
高尿酸血症患者への具体的な生活指導内容について問われる可能性があります。
関連知識
痛風の食事療法、尿酸降下薬の種類と作用機序、NSAIDsやコルヒチンの使用法。