注射針の刺入角度が45〜90度の注射法はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
筋肉内注射は、薬液を筋肉層に注入することを目的としており、通常45度から90度の角度で針を刺入します。特に、筋肉量が豊富な部位では90度が推奨され、迅速な吸収と局所刺激の軽減を図ります。
選択肢ごとの解説
- 1. 皮下組織への注射は、一般的に針を10度から30度程度の角度で刺入します。これは、薬液が皮下組織に到達し、緩やかに吸収されるようにするためです。正しくは:皮下組織への注射は10〜30度の角度で行う。選びやすい理由:注射角度に関する知識が曖昧だと、他の角度の選択肢と混同しやすい。混同注意:皮下注射と皮内注射の角度を混同することがある。
- 2. 皮内への注射は、針を5度から15度程度の非常に浅い角度で刺入します。薬液が表皮と真皮の間に留まるようにするためです。正しくは:皮内への注射は5〜15度の角度で行う。選びやすい理由:最も浅い角度で行う注射法であるため、他の深い角度とは区別しやすいはずだが、うろ覚えだと迷う可能性もある。混同注意:皮下注射と皮内注射の角度を混同することがある。
- 3. 正解。筋肉内への注射は、薬液を筋肉層に到達させるため、45度から90度の角度で針を刺入するのが適切です。特に筋肉が厚い部位では90度が推奨されます。正しくは:選択肢の記述通り、筋肉内への注射は45〜90度の角度で行う。選びやすい理由:筋肉内注射の角度は他の注射法と比較して深いため、正しいと判断しやすい。混同注意:筋肉内注射の推奨角度が45度から90度と幅があるため、最も適切な深さを把握していないと迷う可能性がある。
- 4. 静脈内への注射は、血管を穿破しすぎないよう、一般的に10度から30度程度の角度で針を刺入します。正しくは:静脈内への注射は10〜30度の角度で行う。選びやすい理由:静脈への到達を目的とするため、深い角度が必要と誤解しやすい。混同注意:静脈注射は血管に直接薬液を投与するため、その重要性から角度を深く設定すると誤解することがある。
国試ポイント
各注射法の刺入角度を正確に覚えているか、またその理由を理解しているかが問われる基本的な知識問題です。
混同注意
皮下注射(10-30度)と静脈内注射(10-30度)の角度が似ているため、これらを混同しないように注意が必要です。また、皮内注射(5-15度)は最も浅い角度であることを認識しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
注射法の刺入角度だけでなく、それぞれの注射法における禁忌、合併症、およびそれらを回避するための看護手順について説明できますか。
関連知識
注射法ごとの薬液吸収速度、薬液の量、使用する針の長さや太さ、適応部位についても合わせて学習するとより理解が深まります。