赤色のトリアージタグが意味するのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
トリアージにおける赤色のタグは、生命に危険が及んでおり、直ちに医療的処置を必要とする「最優先治療群(重症群)」を意味します。迅速な治療介入により救命が期待できる患者が対象となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 死亡が確認された群は黒色のトリアージタグで示されます。赤色のタグは、即時治療が必要な生命の危険がある状態を意味します。正しくは:黒色のトリアージタグは死亡群を示します。選びやすい理由:災害現場では様々な緊急状態があるため、死亡という重篤な状態と混同する可能性があります。混同注意:赤色タグは重篤患者を示すため、死亡群も重篤と捉えられがちですが、死亡群は治療対象外という点で異なります。
- 2. 治療の優先度が低い群(保留群または軽傷群)は緑色のトリアージタグで示されます。赤色のタグは、直ちに治療を必要とする重症患者に用いられます。正しくは:緑色のトリアージタグは治療の優先度が低い群を示します。選びやすい理由:「保留」という言葉から、治療の有無を判断保留するような意味合いに捉え違いやすいかもしれません。混同注意:保留群と聞くと、一時的に様子を見る、という意味合いで赤色の緊急性を過小評価する可能性があります。
- 3. 正解。赤色のトリアージタグは「最優先治療群(重症群)」を意味し、生命の危険が差し迫っており、直ちに専門的な医療介入が必要な状態を示します。迅速な処置によって救命できる可能性が高い患者がこの区分に含まれます。正しくは:この選択肢は正解です。
- 4. 治療を待つことが可能な群(待機的治療群)は黄色のトリアージタグで示されます。赤色のタグは、緊急性が高く、待機が許されない患者に割り当てられます。正しくは:黄色のトリアージタグは治療を待つことが可能な群を示します。選びやすい理由:「待機的治療群」という言葉から、ある程度の緊急性がある状態と捉えられやすいですが、赤色タグの患者は待機できません。混同注意:待機的治療群(黄色)と最優先治療群(赤色)は混同しやすく、それぞれの緊急度の違いを明確に理解する必要があります。
国試ポイント
トリアージにおける各色のタグが示す意味と、それぞれの緊急度・治療優先度を正確に理解しているかが問われます。特に、赤色(最優先)、黄色(待機)、緑色(軽症)、黒色(死亡)の4つの区分は必須知識です。
混同注意
トリアージの各色タグの意味は混同しやすいため、それぞれの緊急度と具体的な状態を関連付けて覚えることが重要です。特に赤色と黄色の違い、黒色の意味を正確に理解する必要があります。
次に同じ論点が出たら
この患者に対して、バイタルサインの安定化、止血、気道確保など、最も緊急性の高い処置から開始し、次の治療ステップへ移行する判断。
関連知識
災害医療、救急医療、傷病者の重症度分類、初期治療の優先順位、災害時の医療資源配分。