縦隔に含まれるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
縦隔は、胸腔内の左右の肺に挟まれた中央部分の空間を指します。この空間には、心臓、大血管(大動脈、大静脈など)、気管、食道、胸腺、リンパ節、神経などが含まれます。選択肢の中で胸腺は、特に上部縦隔の前方に存在する重要な器官です。
選択肢ごとの解説
- 1. 肺は縦隔の左右に位置し、縦隔自体には含まれません。正しくは:肺は縦隔の外側、胸腔の両側に位置する臓器です。選びやすい理由:胸腔内にあるため、縦隔と混同しやすいかもしれません。混同注意:縦隔と肺が胸腔内で隣接しているため、両者を同一視してしまう可能性があります。
- 2. 正解。胸腺は縦隔、特に上部縦隔の前方に位置する重要なリンパ器官です。
- 3. 副腎は腹腔内にあり、腎臓の上方に位置するため、縦隔には含まれません。正しくは:副腎は腹腔内の臓器であり、縦隔とは全く異なる位置にあります。選びやすい理由:体の内分泌器官であるため、胸腺などの他の内分泌系と混同する可能性があります。混同注意:胸腔と腹腔の区別、およびそれぞれの臓器の位置の知識が不足していると、誤って選択することがあります。
- 4. 甲状腺は頸部に位置し、縦隔よりも上方にあります。通常、縦隔には含まれません。正しくは:甲状腺は首の前方にある内分泌器官です。一部の疾患で胸骨下に進展することもありますが、正常な位置は頸部です。選びやすい理由:内分泌器官であるため、胸腺と同じカテゴリとして捉えてしまうかもしれません。混同注意:胸腺と甲状腺がいずれも内分泌系に属すること、また発生学的に近い時期に形成されることから混同する可能性があります。
国試ポイント
縦隔に何が含まれるかという基本的な解剖学の知識が問われています。身体の区画とそこに属する主要な臓器を正確に理解しているかが重要です。
混同注意
縦隔そのものと、縦隔の左右に位置する肺との区別。また、胸腔内にある臓器と、腹腔や頸部にある臓器との区別。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合は、縦隔の各部位(前縦隔、中縦隔、後縦隔など)に具体的にどのような臓器が存在するか、またそれぞれの臓器の簡単な機能も問われる可能性があります。
関連知識
縦隔の区分(上部、下部縦隔、さらに前部、中部、後部縦隔)、それぞれの区分に含まれる主要な臓器とその機能。胸腔、腹腔、骨盤腔といった体腔の区分とそこに存在する主要臓器。