出生直後の新生児の計測方法で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
新生児の胸囲は、左右の乳頭を通る線と、背部で肩甲骨の下端を通るようにメジャーを巻き付けて測定します。これにより、新生児の呼吸器系の発達状態や栄養状態を正確に評価することができます。
選択肢ごとの解説
- 1. 新生児の身長測定は、通常、仰臥位で行われます。全身をまっすぐに伸ばし、頭頂部とかかとを固定して測定します。正しくは:新生児の身長は、仰臥位で計測します。選びやすい理由:成人の一部の身体測定や体位変換を側臥位で行うことがあるため、迷う可能性がありますが、新生児の身長測定では不適切です。混同注意:成人の身長測定や、新生児のその他のケア時の体位と混同する可能性があります。
- 2. 正確な体重を測るためには、通常、新生児は裸体の状態で測定します。おむつの重さが含まれてしまうため、正確な体重になりません。正しくは:体重は、裸体の状態で計測します。選びやすい理由:保護者が日常的に新生児の体重を測る際、おむつをつけたまま測ることがあるため、実生活の習慣と混同しやすいかもしれません。混同注意:家庭での簡易的な体重測定と、医療現場での正確な身体計測の基準とを混同する可能性があります。
- 3. 頭囲は、眉間(前頭部の一番突出した部分)と後頭結節(後頭部の一番突出した部分)を通るように測定します。下顎の先端(オトガイ)は頭囲の測定部位ではありません。正しくは:頭囲は、眉間と後頭結節を通る周囲長を測ります。選びやすい理由:後頭結節という正しい部位が一部含まれているため、全体として正しいように見えてしまう可能性があります。オトガイという部位がどこにあるか曖昧な場合に選びやすいかもしれません。混同注意:正しい頭囲の測定部位(眉間、後頭結節)と、顔面や下顎の部位を混同する可能性があります。
- 4. 正解。新生児の胸囲は、通常、乳頭を通る水平な線と、背部の肩甲骨下縁を結ぶ線に沿って測定するのが正しい方法です。これにより、肺の発達や栄養状態を評価するための基準値が得られます。
国試ポイント
新生児の身体計測は、基本的な看護技術の一つであり、国試では各部位の正確な測定方法が頻繁に問われます。特に、身長、体重、頭囲、胸囲の測定部位や体位、注意点が重要です。測定値が示す意味合いも理解しておく必要があります。
混同注意
それぞれの計測部位や体位、また成人や乳幼児の計測方法との違いが混同されやすいです。特に、頭囲の測定部位は、突出した部分という共通点があるため、細かな部位の違いで迷いやすいです。
次に同じ論点が出たら
新生児の身体計測に関する問題が出題された場合、まず「どの部位を」「どのような体位で」「何を用いて」測定するかを確認します。特に、各部位の「最も突出した部分」や「基準となるランドマーク」を正確に覚えているかが問われるポイントになります。また、なぜその測定が必要なのか(評価目的)も合わせて理解しておくと応用が利きます。
関連知識
新生児の身体計測は、出生直後の健康状態の把握、発育・発達の評価、異常の早期発見に不可欠です。身長は仰臥位で、頭頂部から足底までを伸展させて測定します。体重は裸体で測定します。頭囲は眉間(前頭部最突出部)と後頭結節(後頭部最突出部)を通る周囲長を測定します。これらの計測値は、カウプ指数やローレル指数などの発育指標の算出にも用いられます。