ABO式血液型におけるオモテ検査とウラ検査の結果の表を示す。表の+は凝集あり、-は凝集なしを示す。血液型判定の結果がO型となるのはどれか。

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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
ABO式血液型がO型の場合、赤血球にはA抗原もB抗原も存在しないため、オモテ検査(抗A血清、抗B血清)ではどちらも凝集反応は起こりません。一方、血漿中には抗A抗体と抗B抗体の両方が存在するため、ウラ検査(A型赤血球、B型赤血球)ではどちらも凝集反応が起こります。したがって、オモテ検査で「−(凝集なし)」、ウラ検査で「+(凝集あり)」となる選択肢③がO型に該当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 表①のオモテ検査では抗A血清と凝集なし、抗B血清と凝集あり。ウラ検査ではA型赤血球と凝集あり、B型赤血球と凝集なし。この結果はB型を示します。正しくは:この結果はB型を示すため、O型ではありません。選びやすい理由:凝集反応の有無を混同しやすい。混同注意:各選択肢の凝集パターンと血液型の対応を正確に理解する必要があります。
- 2. 表②のオモテ検査では抗A血清と凝集あり、抗B血清と凝集なし。ウラ検査ではA型赤血球と凝集なし、B型赤血球と凝集あり。この結果はA型を示します。正しくは:この結果はA型を示すため、O型ではありません。選びやすい理由:凝集反応の有無を混同しやすい。混同注意:各選択肢の凝集パターンと血液型の対応を正確に理解する必要があります。
- 3. 正解。表③のオモテ検査では抗A血清と凝集なし、抗B血清と凝集なし。これは赤血球にA抗原もB抗原もないことを意味します。ウラ検査ではA型赤血球と凝集あり、B型赤血球と凝集あり。これは血漿中に抗A抗体と抗B抗体があることを意味します。これらの結果はO型と一致します。正しくは:この凝集パターンはO型に特有のものです。選びやすい理由:他の血液型の凝集パターンと混同しやすいため、慎重な確認が必要です。混同注意:オモテ検査とウラ検査の両方の結果がO型を示すパターンを正確に認識することが重要です。
- 4. 表④のオモテ検査では抗A血清と凝集あり、抗B血清と凝集あり。ウラ検査ではA型赤血球と凝集なし、B型赤血球と凝集なし。この結果はAB型を示します。正しくは:この結果はAB型を示すため、O型ではありません。選びやすい理由:凝集反応の有無を混同しやすい。混同注意:各選択肢の凝集パターンと血液型の対応を正確に理解する必要があります。
国試ポイント
ABO式血液型判定におけるオモテ検査とウラ検査の原理と、各血液型における凝集反応のパターンを正確に理解しているかが問われます。特にO型は、オモテ検査で凝集がなく、ウラ検査で凝集があるという特徴的なパターンを理解しておくことが重要です。
混同注意
各血液型(A型、B型、AB型、O型)におけるオモテ検査とウラ検査の凝集パターンを正確に区別できないと、誤った選択をしてしまう可能性があります。
次に同じ論点が出たら
凝集反応の有無だけでなく、その原因(抗原と抗体)について深く理解できているか、臨床現場での輸血前検査の重要性を説明できるか。
関連知識
血液型不適合輸血、Rh式血液型、不規則抗体スクリーニング、交差適合試験