成熟期女性の受胎調節について適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
経口避妊薬(OC)は、女性が自らの意思で服用を開始・中止できるため、女性主導で避妊を管理できる点が最大の特徴です。パートナーの協力が不要で、主体的に避妊を実行したい女性にとって適切な選択肢となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。経口避妊薬(OC)は女性が自律的に管理・使用できる避妊法であり、パートナーの協力なしに避妊効果を得ることが可能です。この点が女性主導の避妊法として評価されます。正しくは:この選択肢は正しい記述です。選びやすい理由:避妊法には様々な種類があるため、それぞれの特徴を正確に把握していないと迷う可能性があります。混同注意:他の避妊法と比較して、女性が主体的に管理できる点を見落とすと、適切な選択肢と判断できないかもしれません。
- 2. コンドームの避妊効果は、正しく使用された場合の理論上の避妊失敗率が約2%ですが、一般的な使用においては約15%とされています。99%以上という記述は誤りです。正しくは:コンドーム法の避妊効果は、適切な使用で約85%程度です。選びやすい理由:コンドームは広く普及しており、避妊効果が高いというイメージがあるため、この数字を正しいと誤認しやすいです。混同注意:性感染症予防効果と避妊効果を混同したり、理論的な避妊効果と一般的な使用における効果の違いを理解していないと間違える可能性があります。
- 3. 基礎体温法は、排卵に伴う基礎体温の変化を観察することで排卵日を推定し、避妊を行う方法です。月経周期が不規則な場合、排卵日の特定が困難になるため、この方法の信頼性は著しく低下し、避妊法としては有用ではありません。正しくは:基礎体温法は、月経周期が規則的な女性において排卵日を推定するのに役立ちます。選びやすい理由:自然な避妊法として知られているため、誰にでも適用できると誤解しやすいです。混同注意:基礎体温法が排卵日の予測に用いられることは正しいですが、その前提条件として規則的な月経周期が必要であることを見落とすと誤答につながります。
- 4. 子宮内避妊器具(IUD)は、出産経験のない未産婦の場合、子宮頸管が硬く狭いため、挿入がより困難であり、また痛みを伴うことが多いです。経産婦の方が子宮頸管が柔らかく、挿入しやすいとされています。正しくは:子宮内避妊器具(IUD)は、未産婦よりも経産婦に挿入する方が容易とされています。選びやすい理由:IUDの適応や禁忌について深く理解していないと、このような誤った記述に惑わされる可能性があります。混同注意:経産婦と未産婦の子宮頸管の状態の違いを理解していないと、挿入の容易さに関する判断を誤る可能性があります。
国試ポイント
成熟期の女性の受胎調節に関する知識、特に様々な避妊法の効果、適用、メリット・デメリットを理解しているかが問われます。それぞれの避妊法の特性(誰が主体となるか、効果の信頼性、適用条件など)を正確に把握することが重要です。
混同注意
コンドームの避妊効果の正確な数値、基礎体温法の適応、IUDの挿入に関する経産婦・未産婦の違いなど、各選択肢に含まれる具体的な情報が、受験者が混同しやすいポイントです。単に「良い避妊法」というイメージだけでなく、数値や条件を正確に覚える必要があります。
次に同じ論点が出たら
個々の避妊法の具体的なメカニズム、副作用、禁忌、日本における普及状況なども理解しておくと、より実践的な知識となります。
関連知識
女性の生殖生理(月経周期、排卵)、性感染症予防と避妊の区別、緊急避妊薬、不妊治療の基礎知識。