A君(2か月、男児)は、1か月児健康診査で尿道下裂の疑いを指摘され、小児科を受診した。検査の結果、遠位型尿道下裂と診断された。主治医から母親に対し、体重の増加を待ち1歳前後で尿道形成術を行う必要性について説明があった。母親から看護師に対し「手術を受けるまでの間、どう過ごしたらよいですか」と質問があった。 看護師の説明で適切なのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
予防接種の実施は、患者の健康状態、既往歴、現在の治療内容などを総合的に判断する必要があり、これらは医師が最終的に決定すべき事項であるため、看護師が医師と相談するよう促すのは適切な説明です。
選択肢ごとの解説
- 1. 排泄された尿の全量正確な記録は、必要に応じて行うものであり、全ての患者に一律に求めるのは適切ではありません。例えば、詳細な水分出納管理が不要な患者には過度な負担となります。正しくは:水分出納管理が必要な患者に対し、正確な尿量記録の重要性を説明し、協力を依頼してください。選びやすい理由:尿量記録は患者の状態把握に重要であるため、全ての患者に当てはまると誤解しやすい。混同注意:水分出納管理が必要な患者の記録と、一般的な排泄介助時の観察記録。
- 2. 手術前の状態によっては、体調の変化や新たな問題が発生する可能性があり、術前管理として病院受診が必要となる場合があります。安易に「もう受診の必要はない」と伝えるのは不適切です。正しくは:手術までに体調に変化があった場合や、ご不安な点があれば、すぐに病院にご連絡ください。選びやすい理由:手術日程が決まっているため、それまでは病院に行く必要がないと思いがち。混同注意:手術日までの待機期間と、医療上の緊急性判断の必要性。
- 3. 正解。予防接種の適応、種類、時期は、患者の既往歴、現在の健康状態、薬剤使用状況、基礎疾患の有無などを医師が総合的に判断する必要があるため、看護師が医師との相談を促すのは適切な説明です。選びやすい理由:看護師も予防接種に関する知識を持つため、ある程度の指導は可能と思いがち。混同注意:予防接種に関する一般的な情報提供と、個別の医学的判断を伴う接種指示。
- 4. おむつ交換のたびに毎回尿道口の消毒を行う必要は通常ありません。過度な消毒は、かえって常在菌のバランスを崩したり、皮膚を刺激したりする可能性があります。清潔保持が基本です。正しくは:おむつ交換時には、尿道口周辺を清潔に保ち、必要に応じて清拭を行ってください。感染兆候がある場合は、担当の看護師に相談してください。選びやすい理由:感染予防の観点から、徹底した消毒が良いと思いやすい。混同注意:無菌操作が必要な医療処置時の消毒と、日常的な清潔ケアの区別。
国試ポイント
看護師の役割と、医師との連携、患者指導における法的・倫理的責任の範囲を理解する。
混同注意
看護師の自律的な判断と、医師の指示が必要な医療行為の区別。
次に同じ論点が出たら
患者への説明内容が、看護師の業務範囲内で完結できる事項か、医師の判断や指示が必要な事項かを判断する。
関連知識
特定行為研修を修了した看護師が行える業務の範囲、診療の補助の範囲、インフォームド・コンセントの原則。