第二次性徴による身体の変化で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
第二次性徴は、生殖器の発達と性ホルモンの分泌増加により、性差が顕著になる時期を指します。男性の精通は、この時期に始まる射精現象であり、生殖機能の成熟を示す重要な指標です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。精通は、男性の第二次性徴期に起こる射精現象であり、生殖機能の発達を示す代表的な身体変化です。
- 2. 第二次性徴期には、骨格や筋肉の発達に伴い、一般的に体重は増加します。正しくは:第二次性徴期には、一般的に体重が増加します。選びやすい理由:成長に伴う身体の変化と漠然と捉えると、一部の急成長期に一時的な体重の変動があることから誤解を招く可能性があります。混同注意:病的な体重減少や、他のライフステージでの体重変化と混同する可能性があります。
- 3. 第二次性徴期には、男女ともに皮下脂肪が増加することが一般的ですが、内臓脂肪の増加は第二次性徴による直接的かつ主要な身体変化ではありません。むしろ、健康的な成長期には筋肉量が増加します。正しくは:皮下脂肪が増加すること。選びやすい理由:思春期における体型の変化は脂肪組織の増加を伴うため、内臓脂肪も増えるのではないかと誤解しやすいです。混同注意:成人期以降の生活習慣病リスクとしての内臓脂肪増加と混同しやすいです。第二次性徴期に増加するのは主に皮下脂肪です。
- 4. 大臼歯(特に第二大臼歯や第三大臼歯)の萌出は歯の発育段階の一部ですが、第二次性徴に直接関連する身体変化ではありません。歯の発育は乳歯から永久歯への生え変わり、および永久歯の萌出という時系列で進行します。正しくは:第二次性徴とは直接関連しない、歯の発育段階です。選びやすい理由:身体の成長期に起こる変化であるため、関連があるように感じやすいです。混同注意:身体全体の成長・発達と、第二次性徴による生殖機能の発達や性差の出現を混同しやすいです。
国試ポイント
第二次性徴期に起こる、性腺機能の成熟に伴う身体的変化(特に生殖機能に関連する具体的な変化)を正しく理解しているかを問う問題です。性差の出現、性器の発達、生殖能力の獲得といった観点から選択肢を判断する必要があります。
混同注意
第二次性徴は、単なる身体成長や一般的発達と混同されやすいですが、性ホルモンの影響によって特異的に生じる、性に関連する変化に限定して考える必要があります。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出題された場合、第二次性徴の具体的な身体的変化を、男性・女性それぞれで区別して答えられるか、また通常の身体成長や病的な変化と混同しないかを問う問題が予想されます。
関連知識
女性の第二次性徴には、初経、乳房の発育、陰毛・腋毛の発生、骨盤の拡大などがあります。男性には、精通のほか、陰茎・陰嚢の拡大、陰毛・腋毛・ひげの発生、声変わり、筋肉量増加などがあります。また、身長の急激な伸び(スパート)も共通して見られます。