子宮口全開大のときに破水した。この破水はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
適時破水は、子宮口が完全に開いたときに起こる破水を指します。これは、分娩が最もスムーズに進行すると期待される理想的なタイミングの破水です。
選択肢ごとの解説
- 1. 前期破水は、陣痛が開始する前に破水することを指します。正しくは:陣痛開始前の破水。選びやすい理由:破水時期の分類を混同しやすい。混同注意:前期破水は陣痛開始前、早期破水は陣痛開始後子宮口全開大前、適時破水は子宮口全開大時。
- 2. 早期破水は、陣痛開始後で子宮口が全開大に至る前に破水することを指します。正しくは:陣痛開始後で子宮口全開大前の破水。選びやすい理由:破水時期の分類を混同しやすい。混同注意:早期破水は陣痛開始後子宮口全開大前、適時破水は子宮口全開大時。
- 3. 遷滞破水は、子宮口全開大後も分娩が進行せず、破水が長時間にわたって起こらない状態を指すことがありますが、破水の分類としては一般的ではありません。または、子宮口全開大後に破水した状態を指すこともありますが、これは「適時破水」の範疇に含まれます。問題文の状況では「遷滞破水」という用語は不適切です。正しくは:分娩の進行が停滞し、破水が長時間起こらない状態、または定義が不明確な破水。選びやすい理由:珍しい用語であり、分類が曖昧なため誤って選択する可能性がある。混同注意:他の破水分類と異なり、発生時期や状況が直接的に一致しない。
- 4. 正解。適時破水とは、子宮口が全開大した時点で自然に破水することを指します。これは、分娩の進行にとって最も望ましいタイミングとされています。正しくは:子宮口全開大時の破水。選びやすい理由:最も望ましいタイミングの破水であることを理解していれば選択しやすい。混同注意:他の破水分類との違いを正確に理解しておく必要がある。
国試ポイント
分娩における破水の分類(前期破水、早期破水、適時破水、遅滞破水など)とその定義を正確に理解しているかが問われています。特に、陣痛開始、子宮口開大との関連性を把握することが重要です。
混同注意
前期破水、早期破水、適時破水は、それぞれ陣痛開始と子宮口全開大との関係によって厳密に定義されており、混同しやすい概念です。遅滞破水(子宮口全開大後に破水)と適時破水も、タイミングが近いが異なる状況を指すため注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
この破水後の胎児心拍数モニタリングや感染予防策、分娩の進行状況の確認が次の看護判断となります。
関連知識
破水には、問題文の選択肢にあるもの以外に、陣痛開始後も破水しない「遅滞破水(高位破水や人工破水が必要な場合がある)」があります。また、破水が起こることで感染のリスクや臍帯脱出などの合併症のリスクがあるため、破水後の観察が重要です。分娩の各ステージ(開口期、娩出期、後産期)と破水時期の関係を理解することも役立ちます。