Leopold〈レオポルド〉触診法で分かるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
レオポルド触診法は、子宮内の胎児の位置、向き、大きさ、先進部、胎向などを確認するための診察法です。胎向とは、胎児の長軸と母体の長軸との関係を示すものであり、この触診法によって確認することができます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。レオポルド触診法は、子宮を触診して胎児の位置、向き、先進部などを確認する目的で行われ、その中に胎向(胎児の長軸と母体の長軸との関係)も含まれます。これにより、児頭や殿部が母体の左右どちらにあるかを把握できます。選びやすい理由:他の選択肢も胎児に関する情報なので、迷う可能性がありますが、触診法で直接わかる情報かどうかを考えることが重要です。混同注意:胎位(胎向と胎勢を合わせた概念)と混同しやすいですが、胎向は胎児の縦軸と母体の縦軸の関係を指します。
- 2. 胎児の筋緊張をレオポルド触診法で直接評価することはできません。筋緊張の評価は超音波検査による胎児の動きの観察などによって行われます。正しくは:胎児の筋緊張は超音波検査で胎動などから間接的に評価します。混同注意:胎児の姿勢(胎勢)は触診である程度推測できますが、個々の筋緊張の有無までは分かりません。
- 3. 胎盤付着部位は、超音波検査によって確認される情報であり、レオポルド触診法で直接把握することは不可能です。正しくは:胎盤付着部位の確認には超音波検査が必要です。選びやすい理由:胎盤の位置も胎児管理において重要な情報ですが、触診では判断できません。
- 4. 胎児の健康状態は、胎動の頻度、心拍数、羊水量など複数の指標を総合的に評価して判断されます。レオポルド触診法で得られる情報は胎児の健康状態の一部(例えば胎児の成長度合いの推測)には寄与しますが、健康状態全般を判断するものではありません。正しくは:胎児の健康状態は、胎児心拍モニタリングや超音波検査など、より詳細な検査によって総合的に評価されます。選びやすい理由:胎児の成長度合いを触診で推測できるため、健康状態と関連付けて考えてしまう可能性があります。
国試ポイント
レオポルド触診法の目的と、それによって得られる具体的な情報について正確に理解しているかが問われます。特に、胎位、胎向、胎勢、先進部、嵌頓といった基本的な用語と、それぞれの診察法との関連付けが重要です。
混同注意
胎位、胎向、胎勢、先進部の違いを混同しないように注意が必要です。これらはそれぞれ異なる概念ですが、胎児の状態を評価する上で相互に関連しています。
次に同じ論点が出たら
レオポルド触診法の結果に基づき、胎位異常の可能性があれば超音波検査など更なる検査を検討し、分娩方法の計画に影響を与えることがあります。
関連知識
レオポルド触診法は、第1〜第4までの一連の手順で構成されており、それぞれで異なる情報を得ます。第1操作で子宮底の高さと内容、第2操作で胎向と胎児の背側、第3操作で先進部と嵌頓の有無、第4操作で先進部の深さと固定度を判断します。