ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉のⅢ(3桁)で表現される意識レベルはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉は、意識レベルを0、I(1桁)、II(2桁)、Ⅲ(3桁)の段階で評価します。Ⅲ(3桁)は、最も重度の意識障害を表し、いかなる刺激にも反応せず覚醒しない状態、すなわち昏睡を意味します。
選択肢ごとの解説
- 1. JCSの1桁は「覚醒しているが、見当識障害がある」や「眠っているが、呼びかけで容易に開眼する」状態を示し、意識清明はJCS 0に該当します。正しくは:JCS 0に該当します選びやすい理由:JCSの評価尺度と混同しやすいですが、JCSは刺激に対する反応の程度で評価されます。混同注意:JCS 0は意識清明、JCS I桁は刺激なしで覚醒、JCS II桁は刺激で覚醒、JCS III桁は刺激でも覚醒しない状態です。
- 2. JCSの2桁は、痛み刺激を加えればかろうじて開眼するなどの「刺激によって覚醒する状態」を指します。正しくは:JCSの2桁に該当します選びやすい理由:「刺激」というキーワードは合っていますが、覚醒の程度がⅢ(3桁)とは異なります。混同注意:JCS II桁(2桁)の記述です。
- 3. 正解。JCSのⅢ(3桁)は、強い痛み刺激を加えてもまったく反応しない、つまり「刺激しても覚醒しない状態」を意味し、これは昏睡状態に相当します。正しくは:正しい記述です選びやすい理由:最も重篤な意識障害の段階として理解されるため、判断しやすい選択肢です。混同注意:JCSのⅢ(3桁)は最重度の意識障害を示します。
- 4. JCSの1桁は、刺激がなくても覚醒しているものの、何らかの意識障害が見られる状態を指します。意識清明(JCS 0)とは異なります。正しくは:JCSの1桁に該当します選びやすい理由:覚醒している状態ではありますが、JCS III(3桁)とは全く異なるレベルです。混同注意:JCS I桁(1桁)の記述です。
国試ポイント
ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉の各段階における意識レベルの具体的な定義を正確に理解しているかが問われます。特に1桁、2桁、3桁の意識レベルの違いを明確に区別できることが重要です。
混同注意
GCS(グラスゴー・コーマ・スケール)との混同に注意が必要です。JCSは日本で広く用いられ、刺激に対する反応の有無と程度で評価する簡易なスケールです。
次に同じ論点が出たら
JCSの評価だけでなく、意識レベルの変化を時系列で追うことの重要性や、GCSとの違いを説明できるか。
関連知識
JCS I(1桁):覚醒しているが異常。10: 意識がぼんやりしている。20: 見当識障害がある。30: 自分の名前、生年月日が言えない。JCS II(2桁):刺激で覚醒。100: 痛み刺激でかろうじて開眼。200: 呼びかけで開眼。300: 痛み刺激で払いのける。JCS III(3桁):刺激しても覚醒しない。1000: 痛み刺激に反応なし。