Braden〈ブレーデン〉スケールの評価項目で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
ブレーデンスケールは、知覚、湿潤、活動性、可動性、栄養、摩擦とずれの6つの評価項目で構成されています。このうち「湿潤」は失禁などによる皮膚の湿り具合を評価し、褥瘡発生リスクを判断する重要な要素です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。ブレーデンスケールは皮膚の湿潤状態を評価項目の一つとしており、失禁などによる皮膚の湿り具合が褥瘡発生リスクに影響するためです。正しくは:湿潤選びやすい理由:皮膚の清潔さや乾燥状態と混同しやすいですが、特に「湿潤」は皮膚軟化や摩擦増加に繋がります。混同注意:湿潤と乾燥のどちらが褥瘡リスクを高めるかという点で迷うことがあります。
- 2. ブレーデンスケールの直接的な評価項目には、全身の循環状態そのものは含まれていません。循環障害は褥瘡発生の一因ですが、スケールでは別の項目(活動性、可動性など)で間接的に関連を評価します。正しくは:活動性、可動性、知覚、栄養状態など選びやすい理由:循環不良は褥瘡と強く関連するため、選択肢として魅力的ですが、ブレーデンスケールの構成要素ではありません。混同注意:循環と組織灌流は関連が深いため、混同しやすいですが、ブレーデンスケールは特定の因子に限定されます。
- 3. ブレーデンスケールは体圧によって生じるリスクを評価しますが、「体圧そのもののレベル」を直接測定する項目はありません。体圧分散能力に関連する項目(活動性、可動性など)で間接的に評価します。正しくは:活動性、可動性選びやすい理由:褥瘡が体圧によって生じるため、体圧そのものが評価項目であると誤解しやすいです。混同注意:体圧と体圧分散能力の評価項目を混同することがあります。
- 4. ブレーデンスケールの評価項目に患者の年齢は直接含まれていません。年齢は褥瘡リスクの要因の一つですが、スケールでは直接的に年齢を点数化しません。正しくは:知覚、湿潤、活動性、可動性、栄養、摩擦とずれ選びやすい理由:高齢者は褥瘡リスクが高いため、年齢が評価項目にあると考えがちです。混同注意:年齢が高リスク因子であることと、評価スケールの項目であることを混同しやすいです。
国試ポイント
ブレーデンスケールの具体的な評価項目6つ(知覚、湿潤、活動性、可動性、栄養、摩擦とずれ)を正確に覚えているかが問われています。それぞれの項目が何を評価しているのかを理解することが重要です。
混同注意
ブレーデンスケールは褥瘡リスクを評価するスケールですが、すべての褥瘡関連因子を直接評価するわけではありません。年齢や全身循環状態なども関連因子ですが、スケールの項目には含まれません。
次に同じ論点が出たら
患者のブレーデンスケール評価結果に基づき、具体的な褥瘡予防ケア計画を立案できるか。例えば、湿潤の評価が低い場合、どのような皮膚ケアが適切かなどを判断できるかが次のステップとなります。
関連知識
他の褥瘡リスク評価スケール(K式、OHスケールなど)との比較や、それぞれの評価項目の違いを理解することも重要です。また、各評価項目がなぜ褥瘡発生リスクに影響するかという生理学的・病態生理学的根拠も学習しておくと良いでしょう。