神経伝達物質はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
アセチルコリンは、神経細胞間で情報を伝達する役割を持つ代表的な神経伝達物質です。特に、運動神経と筋肉の接合部である神経筋接合部において、筋肉収縮を引き起こす重要な役割を担っています。また、自律神経系や中枢神経系にも広く分布し、記憶や学習、睡眠など多様な生理機能に関与しています。
選択肢ごとの解説
- 1. アルブミンは血液中に存在する主要なタンパク質であり、膠質浸透圧の維持や物質輸送に関与しますが、神経伝達物質ではありません。正しくは:アルブミンは神経伝達物質ではなく、血漿タンパク質です。選びやすい理由:生体内の重要な物質であるため、その機能と混同する可能性がある。混同注意:タンパク質と神経伝達物質の区別
- 2. フィブリンは血液凝固の最終段階で形成されるタンパク質であり、止血栓の主要な構成要素ですが、神経伝達物質ではありません。正しくは:フィブリンは神経伝達物質ではなく、血液凝固に関わるタンパク質です。選びやすい理由:生体内で重要な役割を果たす物質であるため、他の生理活性物質と誤解する可能性がある。混同注意:血液凝固因子と神経伝達物質の区別
- 3. 正解。アセチルコリンは、神経細胞から放出され、他の神経細胞や筋肉細胞などに信号を伝える化学物質(神経伝達物質)の一種です。特に、運動神経の末端から骨格筋へ興奮を伝える際に重要な役割を果たします。
- 4. エリスロポエチンは腎臓で産生されるホルモンであり、赤血球の産生を促進する働きがありますが、神経伝達物質ではありません。正しくは:エリスロポエチンは神経伝達物質ではなく、ホルモンです。選びやすい理由:生体調節に関わる物質であるため、神経系の調節物質と誤認する可能性がある。混同注意:ホルモンと神経伝達物質の区別
国試ポイント
神経伝達物質の種類とその主要な機能に関する基礎知識が問われています。主な神経伝達物質(アセチルコリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン、GABAなど)と、それ以外の生理活性物質(血漿タンパク質、血液凝固因子、ホルモンなど)を明確に区別できることが重要です。
混同注意
ホルモン、酵素、血漿タンパク質、血液凝固因子など、体内で生理活性を持つ他の物質と神経伝達物質の区別が混同されやすい。それぞれの物質の主要な役割と分類を理解しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
アセチルコリンが関与する神経系(例:自律神経系、神経筋接合部)や疾患について、さらに具体的な知識が問われる可能性があります。
関連知識
神経伝達物質の種類(モノアミン、アミノ酸、ペプチドなど)、それぞれの主な作用部位や機能、関連する疾患(パーキンソン病とドーパミン、アルツハイマー病とアセチルコリンなど)。