乳歯について正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
乳歯の石灰化は胎生期に始まるという知識は、小児看護や母子保健において重要です。胎児期の栄養状態が歯の形成に影響を与えるため、妊婦への保健指導にも関連します。
選択肢ごとの解説
- 1. 乳歯は永久歯と比較して石灰化度が低く、エナメル質や象牙質の厚みが薄いため、う蝕になりやすい特徴があります。正しくは:乳歯は永久歯より石灰化度が低い。選びやすい理由:一見すると強いように感じるかもしれませんが、構造的な弱点があります。混同注意:石灰化度と歯の強度を混同しやすい。
- 2. 乳歯は一般的に生後6〜8か月に下の前歯が生え始め、2歳半〜3歳頃にすべての20本が生え揃います。生後8か月ではまだ生え始めの段階です。正しくは:乳歯は2歳半〜3歳頃に生えそろう。選びやすい理由:乳歯の萌出開始時期と混同しやすい。混同注意:乳歯の萌出開始時期と完了時期を混同している。
- 3. 正解。乳歯の石灰化は、胎生期(妊娠4〜5か月頃)に始まります。このため、妊婦の栄養状態が乳歯の形成に影響を与えることがあります。正しくは:記載の通り。選びやすい理由:歯の形成は出生後という誤解。混同注意:乳歯の萌出時期と石灰化時期を混同しやすい。
- 4. 乳歯は全部で20本ですが、永久歯は親知らずを含めて32本、親知らずを除けば28本です。本数が異なります。正しくは:乳歯は永久歯よりも本数が少ない。選びやすい理由:本数が少ないことに注意を払わない場合。混同注意:乳歯と永久歯の明確な本数の違いを見落としやすい。
国試ポイント
乳歯の基本的な特徴(石灰化度、萌出時期、本数、石灰化開始時期)を正確に理解しているかが問われる。特に胎児期からの歯の形成過程に関する知識が重要。
混同注意
乳歯の萌出開始時期と完了時期、また石灰化開始時期を混同しやすい。永久歯との比較における石灰化度や本数の違いも誤解を招きやすいポイント。
次に同じ論点が出たら
乳歯の解剖学的特徴だけでなく、発育段階やケアの視点からも知識を深める必要がある。
関連知識
妊婦の栄養と胎児の健康、特にカルシウム摂取の重要性。乳幼児の口腔ケアとフッ素塗布。う蝕予防の知識。