世界保健機関〈WHO〉が平成12年(2000年)に提唱した「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
健康寿命とは、WHOが2000年に提唱した概念で、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指します。これは単に長生きするだけでなく、どれだけ自立した生活を送れるかという生活の質に着目した指標です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。WHOが2000年に提唱した「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」の定義に合致するため、これが正答です。選びやすい理由:問題文の定義と完全に一致しているため、迷わず選べます。混同注意:特になし。定義をそのまま問うているため。
- 2. 健康余命とは、ある年齢の人が、その後に健康な状態で生存できると期待される平均期間であり、単なる「期間」ではなく、特定の年齢からの「余命」という点で問題文の定義とは異なります。正しくは:ある年齢の人が、その後に健康な状態で生存できると期待される平均期間選びやすい理由:「健康」という言葉が含まれているため、問題文の「健康上の問題で」という部分と関連があるように見え、混同しやすいです。混同注意:健康寿命。健康寿命は生まれてから病気などにより制限されない期間を指しますが、健康余命は特定の時点からの残り期間を指します。
- 3. 平均寿命とは、0歳児が平均してあと何年生きられるかを示す指標であり、健康状態が考慮されないため、問題文の「健康上の問題で日常生活が制限されることなく」という定義とは異なります。正しくは:0歳児が平均してあと何年生きられるかを示す指標選びやすい理由:最も一般的な寿命に関する指標であり、長寿を意味する言葉として日常的に用いられるため、選択肢として魅力的です。混同注意:健康寿命。平均寿命は生存期間のみを示し、健康寿命は健康な生存期間を示します。
- 4. 平均余命とは、ある年齢の人が平均してあと何年生きられるかを示す指標であり、健康状態は考慮されません。これは特定の年齢からの生存期間を指すため、問題文の定義とは異なります。正しくは:ある年齢の人が平均してあと何年生きられるかを示す指標選びやすい理由:「余命」という言葉から、特定の期間を想起させ、問題文の「期間」と関連があるように感じられるためです。混同注意:健康余命、平均寿命。平均余命は特定の年齢からの生存期間、健康余命は特定の年齢からの健康な生存期間、平均寿命は0歳からの平均生存期間を指します。
国試ポイント
WHOが提唱した「健康寿命」の定義を正確に覚えることが重要です。特に「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」というフレーズを押さえましょう。
混同注意
平均寿命、平均余命、健康余命といった、寿命や健康に関連する他の指標との違いを明確に理解することが重要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、WHOが提唱し、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を問われたら「健康寿命」を選択します。定義に含まれるキーワードに着目して判断します。
関連知識
日本の健康寿命は延伸傾向にあり、健康増進計画「健康日本21(第二次)」でも重要視されている指標です。また、平均寿命との差が大きいほど、不健康な期間が長いことを意味します。