全身性けいれん発作を起こしている患者に最も優先して行うのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
全身性けいれん発作を起こしている患者では、舌根沈下による気道閉塞や誤嚥のリスクが非常に高まります。そのため、呼吸停止や窒息を防ぐために、まず気道を確保し、呼吸ができる状態を維持することが最も優先されます。これは、患者の生命を維持するための最も基本的な介入です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。全身性のけいれん発作中は、舌根沈下や唾液の誤嚥により気道閉塞や窒息のリスクが高まります。そのため、まず気道を確保し、呼吸を維持することが最も重要です。選びやすい理由:他の選択肢も重要ですが、生命維持に直結する気道確保が最優先されます。混同注意:患者の安全確保と生命維持の優先順位が混同されやすいです。
- 2. 周囲の環境整備は、けいれん発作中の外傷防止のために重要ですが、気道確保に比べて生命維持の緊急性は低いです。気道確保が優先されます。正しくは:気道確保の次に実施すべき対応の一つです。選びやすい理由:外傷予防も非常に重要であるため、優先順位を間違えやすいです。混同注意:患者の安全確保と生命維持の優先順位が混同されやすいです。
- 3. 末梢静脈路の確保は、薬剤投与のために必要となることがありますが、けいれん発作が起きている最中の緊急対応としては、気道確保よりも優先順位が低いです。正しくは:気道確保の後に、状態に応じて検討されます。選びやすい理由:治療のための準備として重要に思えますが、まずは生命維持が優先です。混同注意:治療開始への準備と初期対応の優先順位が混同されやすいです。
- 4. 心電図モニターの装着は、発作中の心機能評価に有用ですが、けいれん発作の緊急対応としては、気道確保よりも優先順位が低いです。発作中は装着が困難な場合もあります。正しくは:気道確保の後に、呼吸・循環管理の一環として行われることがあります。選びやすい理由:バイタルサインのモニタリングは重要ですが、生命維持の直接的な行動ではありません。混同注意:モニタリングの重要性と初期対応の優先順位が混同されやすいです。
国試ポイント
救急時の初期対応における優先順位、特にABC(Airway, Breathing, Circulation)の原則が問われています。生命維持に直結する気道確保が何よりも優先されることを理解しているかが重要です。
混同注意
けいれん発作時の対応として、患者の安全確保(周囲の環境整備)も重要ですが、生命維持に直結する気道確保が常に最優先となります。この緊急性の違いを明確に理解しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
気道確保後、呼吸状態の評価、循環動態の評価、外傷の有無の確認、必要に応じて酸素投与や薬剤投与、精密検査へと移行します。
関連知識
けいれん発作時の体位管理(側臥位)、開口器の使用、吸引の必要性、酸素投与、抗けいれん薬の準備など。