赤血球製剤の保存温度で適切なのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
赤血球製剤は、その機能を維持し、細菌の増殖を防ぎながら保存するために、2〜6℃の温度で冷蔵保存することが日本の血液製剤基準で定められています。この温度範囲が赤血球の代謝を遅らせ、溶血を防ぎ、輸血時の安全性を確保する上で最も適しています。
選択肢ごとの解説
- 1. この温度範囲は凍結保存に近いため、赤血球が破壊されるリスクが高く、一般的に赤血球製剤の保存には適していません。正しくは:赤血球製剤の一般的な保存温度は2~6℃です。選びやすい理由:特定の場合(長期保存や稀な血液型など)には凍結保存も行われますが、通常の方法ではありません。混同注意:血漿製剤などは凍結保存されますが、赤血球製剤とは異なります。
- 2. 正解。赤血球製剤(濃厚赤血球など)は、一般的に2〜6℃で冷蔵保存されます。この温度帯は赤血球の機能を保ちつつ、細菌増殖を抑制するために最も適しています。正しくは:この温度範囲が適切です。選びやすい理由:他の温度では赤血球の生存率や機能が低下する可能性があります。混同注意:他の温度帯と混同しやすいですが、この範囲が標準です。
- 3. この温度範囲では赤血球製剤の保存期間が著しく短くなり、細菌が繁殖しやすくなるため、適切ではありません。正しくは:赤血球製剤の適切な保存温度は2~6℃です。選びやすい理由:血小板製剤はこの温度範囲(20〜24℃)で振盪しながら保存されますが、赤血球製剤とは異なります。混同注意:血小板製剤の保存温度と混同しやすいです。
- 4. この温度範囲は室温に近く、赤血球製剤の赤血球が急速に劣化し、細菌が著しく増殖するため、保存には不適切です。正しくは:赤血球製剤の適切な保存温度は2~6℃です。選びやすい理由:血小板製剤は20〜24℃で保存されますが、赤血球製剤とは異なります。混同注意:血小板製剤の保存温度と混同しやすいです。
国試ポイント
血液製剤の種類に応じた適切な保存温度を正確に理解しているかが問われます。特に赤血球製剤、血小板製剤、血漿製剤のそれぞれの保存温度は頻出です。
混同注意
血小板製剤の保存温度(20〜24℃)や新鮮凍結血漿の保存温度(-20℃以下または-30℃以下)と混同しないように注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
血液製剤の準備、保管、使用に関する看護師の役割について、より詳細な知識が求められるでしょう。特に、輸血管理に関するガイドラインや手順を理解しているか、緊急時の対応についても問われる可能性があります。
関連知識
輸血用血液製剤は、その種類によって保存温度、保存期間、管理方法が厳密に定められています。看護師はこれらの基準を遵守し、適切に管理する責任があります。また、輸血前の準備や観察、副作用への対応も重要な知識です。