血漿と等張のブドウ糖溶液の濃度はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
血漿と浸透圧が同等である溶液を等張液といい、ブドウ糖では5%溶液がこれに相当します。ブドウ糖5gを水に溶解し100mLとした溶液であり、その浸透圧は約280mOsm/Lで、血漿の浸透圧(約285mOsm/L)に極めて近いからです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。ブドウ糖5%溶液は、約280mOsm/Lの浸透圧を持ち、これは血漿浸透圧(約285mOsm/L)とほぼ等しい等張液であるため、正しいです。選びやすい理由:知識として正しく覚えていれば迷わず選択できます。混同注意:他の濃度のブドウ糖液や生理食塩水の等張濃度
- 2. ブドウ糖10%溶液は5%溶液の約2倍の浸透圧を持ち、血漿浸透圧よりも高い高張液です。正しくは:5%選びやすい理由:より高い濃度の溶液が等張液であると誤解する可能性があります。混同注意:等張液の正確な濃度
- 3. ブドウ糖20%溶液は、血漿浸透圧よりもかなり高い高張液であり、急速投与すると細胞内外の水分移動に影響を与えます。正しくは:5%選びやすい理由:高濃度であるため、より効果的な栄養補給や脱水補正に使用されるイメージと混同する可能性があります。混同注意:等張液の正確な濃度
- 4. ブドウ糖50%溶液は非常に高張な溶液であり、電解質異常や循環動態への影響が大きいため、等張液ではありません。正しくは:5%選びやすい理由:高濃度のブドウ糖液は血糖上昇作用が強いため、特定の状況で用いられることから、その濃度を等張と誤解する可能性があります。混同注意:等張液の正確な濃度
国試ポイント
等張液のブドウ糖濃度と生理食塩水濃度を覚えることが重要です。
混同注意
ブドウ糖溶液と生理食塩水の等張濃度を混同しやすいです。また、高張液の急速投与に伴うリスクも理解が必要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た際は、ブドウ糖と生理食塩水それぞれの等張濃度(5%ブドウ糖液、0.9%生理食塩水)を正確に想起できるかを確認します。
関連知識
生理食塩水の場合は0.9%が等張液に相当します。浸透圧は溶質粒子の数に比例するため、ブドウ糖やNaClの分子量に基づいて計算されます。